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見る・楽しむ

歴史を知らなくても楽しめる!
登呂遺跡で弥生時代にタイムスリップしてみよう

取材編集:岡村 葉月

登呂遺跡って?

一言で言ってしまえば、昔の人が住んでいた場所です。

登呂遺跡は、今から約2000年前、弥生時代と呼ばれる時代にできた集落です。
しかし、この場所は大きな洪水に2回襲われました。その後、水田は復旧されたものの集落は他に移ったそうです。
そんな登呂遺跡に住んでいた人たちの暮らしを、なんと博物館の1階にある弥生体験展示室で体験することができるのです。
歴史が苦手な人でもまだ学んでいなくてわからない人も、楽しむことができますよ!

貫頭衣を着てみよう!

展示室に入ってすぐのところには、あまり見たことのないような白い服が掛けてあります。
これは貫頭衣(かんとうい)と呼ばれる衣であり、当時の女性が着ていた服といわれるものです。
その貫頭衣、なんと実際に着ることができるのです!
これを着たら弥生時代の人々の気持ちがわかるかもしれません。

展示物を見て触ってみよう!

弥生体験展示室では、当時登呂遺跡に住んでいた人々が実際に使っていたとされる道具が展示してあります。
歴史に詳しくなくても、道具を見れば当時のイメージがわいてくるのではないでしょうか。

また、この展示室に置いてある道具は、すべてレプリカとなっています。
本物ではないため、自由に触ったり動かしたりすることもできます。
実際の道具や当時使われていた技術を触ってみることによって、弥生時代の暮らしが感じられるのではないでしょうか。

建物を見て体験してみよう!

レプリカではありますが、当時の建物そっくりに住居と祭殿が再現してあります。
どちらも実際の建物の80%の大きさであり少し小さめになってはいますが、十分に大きさを感じることができるのではないでしょうか。

また、再現してある建物には、実際に入ることもできます!
入ってみると中にはその建物で使っていた道具も展示しているので、何が行われていたかを感じることもできます。
中に入ってみるとどんな感想を抱くでしょうか。思ったより広い?それとも狭い?
是非入って確かめてみてください。

雰囲気を感じてみよう!

この展示室の壁には、当時の風景が再現してあります。
人々が稲作をしている様子や、空の様子が壁一面に描かれています。
人々の風景があることによってさらに当時の雰囲気がつかめます。
また時間によって空の様子も変わるので、じっと見ていたら空の移り変わりが楽しめるかもしれません。

最後に

登呂遺跡には今回ご紹介した登呂博物館の弥生体験展示室の他にも常時展示室や特別・企画展示室があったり、
外には住居や祭殿のような建物が実寸大で建てられていたりします。
もしかしたら来ることよって歴史に興味が出てくるかもしれません。
また、夏休みの期間などにはイベントもやっているので、さらに楽しめること間違いありません。

十分に登呂遺跡をはじめとした弥生時代を感じることができる登呂遺跡、ぜひ一度遊びに来てはいかがでしょうか。

静岡市立登呂博物館

弥生時代の人々の暮らしを体験してみませんか?

住所:静岡県静岡市駿河区登呂五丁目10番5号

TEL:054-285-0476

営業時間:9:00~16:30(遺跡部分は24時間オープン)