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8月23日の「とんがりエンタ」では、
26日夕刊は月に1度の「くらしプレミアム」。今月は「植物のアート」として、ハーバリウム、スワッグ、ボタニカルアートを紹介しました。ブログでは、スワッグをもう少し紹介します。(の)
10月2日(月)付の「ソノ仕事×コノ絶景」は、国内唯一の本格的な木製模型メーカー「ウッディージョー」の模型設計者・増田好彦さんを紹介しました。(旭)
続きを読む " あの「超時空要塞マクロス」プラモも設計!? ベテラン模型設計者・増田好彦さん~ソノ仕事×コノ絶景・ウッディージョー "
8月24日付夕刊「とんがりエンタ」で紹介した「しずおか猫アートコレクション」がきょう9月1日、開幕しました。3日まで静岡市葵区のサールナートホールを会場に、猫好きさん必見の多彩な催しが繰り広げられます。(か)
3日の朝刊「ソノ仕事×コノ絶景」で、藤枝市の築地まゆみさんがつくる「ジャイアント・フラワー」を紹介しました。ビッグではなく、ジャイアント。その名にふさわしい魅力がありました。(岡)
19日朝刊の「ソノ仕事×コノ絶景」は、静岡市清水区の日本画家、今川教子さんによる岩絵の具の色作りを紹介しました。天然鉱物から生まれる色は、息をのむ美しさ。その取り合わせ、塗り重ねていく過程。丁寧な仕事ぶりに、引かれました。(岡)
今週20日朝刊の「ソノ仕事×コノ絶景」では、静岡市の盆栽作家、漆畑大雅さん(苔聖園)がつくり出す「石付け」盆栽の魅力を紹介しました。新たに生まれた景色はとても鋭く温かみがあり、長い年月をへた木々の美しさ、調和を引き出す職人技に圧倒されました。(岡)
静岡県内で活躍する外国人を紹介する連載「ワタシ、シズオカ人」。6回目となる本日朝刊はタイ人グラフィックデザイナーのスラット・トモンサックさんを紹介しました。静岡に来て1年足らずですが、静岡での暮らしを気に入り、新たなデザインが次々生まれています。(岡)
明日1月20日は二十四節気の大寒。そして21日からはSPACの新作「シェイクスピアの冬物語」が始まります。チラシによると「晩年のハチャメチャ悲喜劇。絶望の日々にも、大いなる癒しは訪れる!」とあります。「ハムレット」「マクベス」など四大悲劇とは、何やら趣が違う様子。SPACが定期的に挑む古典の名作、さて今回は。(宮)
県舞台芸術センター(SPAC)の新作「高き彼物(かのもの)」が静岡芸術劇場で上演されています。1970年代の川根町を舞台にしたホームドラマは、「これぞ静岡の茶の間」。特に前半はのんきなやりとりのカタログのようです。しかしそこはさすが選ばれた脚本。普通の人しか出てこない舞台から、次第に目が離せなくなります。(宮)
先週21日夕刊のこち女面で、「消しゴムはんこアート」を紹介しました。消しゴムはんこのパイオニアでは、テレビ批評家のナンシー関さんが知られていますが、その魅力を日々の生活に広げ、また、親しみやすいカタチにされたのは、熱海在住の津久井智子さんではないでしょうか。その一端を垣間見せていただいた取材でした。一方、アーブル美術館の藤原心海さんも小学生離れした審美眼の持ち主。今後の活躍が楽しみです。(岡)
日伊両国で長年活動を続けている彫刻家御宿至さんの個展「根源の旅~記憶の風景~」が、静岡市葵区の金座ボタニカで開かれています。新作「根源の旅」は、本人が「空間を創出するという点で彫刻の延長にある」と言うインスタレーション。アトリエのある富士宮市内の農家から譲り受けたツツジの「根」を素材に選んでいます。(小)
お岩さんの怨念と祟りが怖い「東海道四谷怪談」が、県舞台芸術センター(SPAC)によって演劇になりました。「一体どんなアレンジが?」と気になりますが、それは見てのお楽しみ。一つ言えるのは、怖くはない、ということ。(宮)
65歳以上が対象の一般公募展「静岡ふれあい小さな絵画展」の審査会が、静岡市の東海大短期大学部で行われました。28回目を迎える本年度は、ハワイからの29点を含む902点の応募がありました。(宮)
県立美術館で「徳川の平和」展が開かれています。城外初公開となる京都・二条城の「松図障壁画」、生誕300年を迎えた伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」(前期展示)など、30周年記念展に懸ける意気込みを感じます。会期は11月3日まで(前期は10月10日まで)。(の)
皆さんは布製のトートバッグ、いくつお持ちですか。8月末のくらし面「学芸員ひと目ぼれ」コーナーでは、ヴァンジ庭園彫刻美術館(長泉町)の森啓輔学芸員に、美術館がデザインしたオリジナルトートバッグの魅力について教えていただきました。(岡)
県舞台芸術センター(SPAC)と、県内中高生による舞台創造プロジェクト「スパカンファン」。2年前にオーディションで集まったメンバーが、集大成となる作品「エンジェルズ」を発表しました。9月6日夕刊の芸能面で紹介しましたが、カラーで見るとより幻想的です。(宮)
静岡市葵区の浮月楼ライフタイムでジャズ界の大御所ルー・タバキンさんを招いたジャズクリニックが開かれました。静岡大の伝統的ビッグバンドサークルSSHのメンバーが、演奏方法について指導を受けました。(小)
県立美術館で「第34回一基書展」が開かれています。書家の柿下木冠さんを長とする一基会の作品計60点が出品されています。「これまでより出品者の内省が深まり、作品も言葉に恵まれた」と柿下会長は、出品作の出来栄えにすこぶる満足げでした。一文字書を中心に何作か出品作を紹介します。(小)
長泉町のクレマチスの丘にある「IZU PHOTO MUSEUM」で、オランダを拠点に活躍する映像作家フィオナ・タンさんの個展「アセント」が開かれています。テーマは富士山。視線をテーマに斬新な富士山像を提示しています。(小)
静岡市で活動する劇団「HORIZON(ホライゾン)」は、女性13人のパフォーマンスユニット。8月に清水文化会館マリナートで演劇「サマータイムマシンブルース」を上演します。普段着の稽古も華やか。(宮)
スーツケースを手にした8人の外国人。市街地の広場にどこからともなく現れ、あちこちを不思議そうに眺めています。道行くサラリーマンや買い物客が足を止め、何が始まるんだろうと人だかりができました。(宮)
下田市の絵本作家、鈴木まもるさんが「ウミガメものがたり」という絵本を童心社から出版されました。鳥の巣の研究家で鳥の絵本を数多く出版されている鈴木さんですが、今回は海が舞台。海岸で生まれた子ガメが大海に出て、どのように成長するのかを描いた作品です。表紙のウミガメさん、目が印象的です。(岡)
イタリアのミラノで開かれているデザイン展「第21回ミラノ・トリエンナーレ国際展」のビデオコンテストで、静岡市駿河区出身の竹田悠子さんのアニメ作品が最優秀賞を受賞しました。
県舞台芸術センター(SPAC)がフランスの美術館から依頼を受けて制作した「イナバとナバホの白兎」のパリ公演が6月9日に開幕しました。現地を訪ねている先輩から、地元紙の写真が送られてきました。大きく扱われています。(宮)
5月26日夕刊「学芸員ひと目ぼれ」で、掛川市ステンドグラス美術館の学芸員さんが「おにぎり型のがま口」を紹介してくれました。同美術館は昨年6月6日にオープンしたばかり。6日の月曜日は1周年を記念して無料開放します。この機会にぜひ訪れてみてください。(の)
下田市在住の絵本作家、鈴木まもるさんに4月から月1回、子育て面でコラム「みんなの巣みーつけた」を連載していただいています。鈴木さんは鳥の巣研究家でもいらっしゃいます。長年、世界各地をめぐってユニークな鳥の巣を収集、研究されています。その巣たちが現在、三島市の三島信用金庫本店「さんしんギャラリー善ZEN」で展示されています。(岡)
特集連載「ソノ仕事×コノ絶景」で県立美術館の主任学芸員浦沢さんと現在開催中の30年記念展「東西の絶景」を紹介しました。同展では、風景画を主題にした収蔵コレクションの代表作品を第1~第5章に分けて展示しています。取材時には、日本と西洋の名品が並ぶ第1~第4章だけでなく、寄贈作品や付属品など、普段鑑賞機会の少ない収蔵品をまとめた第5章についてもいろいろ教えていただきました。(小)
静岡新聞社本社(静岡市駿河区登呂)に隣接する駿府博物館で「ニャンダフル!浮世絵ねこの世界展」が先週末、始まりました。江戸時代、人気浮世絵師によって描かれた猫たちが「百猫繚乱」、あちこちにたわむれています。猫好きも浮世絵好きも、それほどでもない方も"猫探し"を楽しめる企画展です。(岡)
開館30周年を迎えた静岡市駿河区の県立美術館は12日から、記念展「東西の絶景」を開きます。伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」、横山大観の「群青富士」、ポール・ゴーギャンの「家畜番の少女」など、同館が所有する珠玉の作品群を堪能できます。
県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに←→せかい演劇祭」の制作発表会見が東京・日仏会館で行われました。発表に先立ち、舞台芸術の日仏交流に関する講演会も開催。SPAC文芸部の大岡淳さんが、宮城聰芸術総監督に話を聞きました。(宮)
24日夕刊くらしプレミアムの「学芸員ひと目ぼれ」で、磐田市香りの博物館を訪れました。実際にメロンなどの香りを体験できるコーナーや、香りの文化史などの常設展と企画展があります。このほか、好みの香りを作り出すこともできます。ブログでは香りづくりを紹介します。(の)
今年も「ふじのくに←→せかい演劇祭」の季節がやってきました。ラインナップをみると、日本、フランス、シンガポール、インドネシア、南アフリカ、カナダ、オーストラリア、レバノンの演劇が集います。県舞台芸術センター(SPAC)の宮城聰芸術総監督は「各大陸を代表する演劇が集結する〝大陸対抗オールスター戦〟」と表現します。(宮)
先月末、夕刊「学芸員ひと目ぼれ いいモノカタチ」コーナーでおじゃました静岡市東海道広重美術館(清水区)では現在、浮世絵の赤をテーマにした展覧会を開催中です。浮世絵の赤色には、天然染料である紅(紅花)が主に用いられたそうです。江戸の当時、赤色は高級品。一枚の浮世絵の中にわずかに使われるだけ。それでも、画面全体がとても華やかになります。作品名や人物名を示す部分にも使われたそうです。(岡)
7日付朝刊「ソノ仕事×コノ絶景」で、文化財を修理する「装こう師」を紹介しました。さまざまな過程を経て修理される文化財。一つ一つの作業を丁寧に、こつこつと根気よく。年月をかけて変化したものは、年月をかけて丁寧に修理するのだと感じました。(の)
修理に使う「はけ」だけでもこんなにたくさんあります。用途によって毛の長さ、種類が違います。また、装こう師がそれぞれ自分用のはけを持っているので、数も増えます。
10年寝かせる「古のり」はこんな風に床下で出番を待ちます。
ふたには「2010年、大寒」以外にも「バンクーバー五輪」とも書いてありました。その年の出来事なども書いておくそうです。古文書の虫食い穴を見せてもらいましたが、小さな穴が数え切れないほど。紙も柔らかいし、下手すると損ねてしまいそうです。紙面写真の天井画も、裏打ちの紙、下張りの紙はそれぞれ古いものをはがして、やり直すのです。その際に、同じ素材の紙を使うのですが、なければ自家製でオリジナルに近いものを作成するそうです。紙(和紙)、巻きすなど、修理に必要な道具を作る職人が減っているそうです。一つ一つが掛け替えのないものであること、残していくにはどうすべきなのかを考えさせられました。
県舞台芸術センター(SPAC)の「ロミオとジュリエット」が来週から始まります。4年ぶりとなる県内再演には新たなジュリエットを迎え、稽古は大詰め。(宮)
今年は臨済宗を開いた臨済禅師の没後1150年の遠忌(おんき)にあたり、京都市内の禅宗寺院では、通常非公開の寺院や文化財が期間限定で特別公開されています。
21日夕刊紙面で紹介しきれなかったものを、あらためて紹介します。(小)
県舞台芸術センター(SPAC)の新作「黒蜥蜴(くろとかげ)」は、女怪盗の黒蜥蜴と名探偵の明智小五郎が美しい頭脳戦を繰り広げます。これぞミステリーという暗闇の舞台に、孤高の2人がキラリ。(宮)
先日、取材で浜松市を訪れました。その時に見つけたのが、写真のような芸術情報誌。以前は気に留めたことはほとんどなかったのですが、文化生活部に移ってから目がいくようになりました。(の)
本日24日夕刊のくらしプレミアムは、新年を手作りのもので祝いたいと企画しました。色鮮やかな水引と、ぬくもりを感じさせる紙。日本の良き伝統に触れることができた取材でもありました。まずは水引編を振り返ります。(岡)
静岡市美術館と静岡市立芹沢銈介美術館で開催されている「しあわせの色 たのしい模様」展の開幕に合わせ、記念講演会が開かれました。講師は日本を代表するプロダクトデザイナー、日本民芸館館長の深沢直人氏でした。深沢氏と言えば、無印良品の壁掛け式CDプレイヤーがまず頭に浮かびます。会場にはデザインを学ぶ若い学生から、商売をしている人まで、大勢の人が詰め掛け、デザインが生まれる過程に耳を傾けました。(岡)
第4回静岡書店大賞の児童書新作部門で2位になった「きょうのおやつは」の作者わたなべちなつさんは、数年前まで静岡市内の会社にグラフィックデザイナーとして勤めていました。デビューのきっかけも、そのときにつかんだそうです。とても静岡にゆかりのある作家さんです。(小)
今年は静岡市出身の染色家、芹沢銈介の生誕120年に当たります。その記念展「しあわせの色 たのしい模様」が5日、静岡市美術館と静岡市立芹沢銈介美術館で同時に開幕します。それぞれの美術館では展示作業が終わり、いよいよ明日の開幕を待つばかりです。(岡)
11月26日夕刊「学芸員ひと目ぼれ」で、地質調査に使うクリノコンパスを紹介しました。静岡市清水区にある東海大自然史博物館の学芸員らしい一品にはロマンがあふれていました。(の)
12月1日夕刊の芸能面で紹介した舞台「薔薇の花束の秘密」。県舞台芸術センター(SPAC)の新作は、アルゼンチン作家の戯曲に基づく翻訳劇です。数々の演劇賞で注目を浴びている森新太郎さんが演出を担当。(宮)
本年度はじめて「しずおか連詩の会」を担当し、5人の詩人の皆さんの創作現場をレポートさせていただきました。私自身、3行と5行の詩を読んだだけで、ひりひりしたり、涙したり、高揚したりする経験を不惑前に初体験し、言葉が肉体に直接作用することをつくづく思いしらされた3日間でした。ここでは本紙紙面やツイッターで書ききれなかったエピソードをおひとりづつ紹介しようと思います。(小)
いよいよ5日から「しずおか連詩の会」が始まります。今年は16回目にして初の浜松開催。いずれも現代を代表する、野村喜和夫さん、覚和歌子さん、町田康さん、三角みづ紀さん、岡本啓さんの詩人5人が、音楽の街を言祝ぎます。(小)
先週掲載したブックカバーについて、続きです。静岡県内の書店の顔としてブックカバーと並び、ダイアリーの存在があります。取材に際して、静岡市の老舗、吉見書店の担当者さんが、7代目社長の奥様が毎年書き記していたダイアリーの写真を送ってくださいました。1968年から86年まで、日々起こった出来事を3~5行で書き留められているそうです。ずらりと並ぶ冊数から、その家の歴史や思い出が詰まっていて、大切にされてきたことが伝わってくる写真です。(岡)
今年のしずおか連詩の会に参加する三角みづ紀さんと浜松市出身のミュージシャン小島ケイタニーラブさんが12日、静岡市内で詩と音楽のセッションを行いました。三角さんの朗読に、小島さんがさまざまな音を重ねていくというインスタレーションで、詩と音のグルーヴを体感することができました。(小)
先週24日夕刊は月1回のくらしプレミアム。連載「学芸員ひと目ぼれ いいモノカタチ」を掲載しています。今回は島田市博物館の主任学芸員朝比奈太郎さんに、甲州印伝の印ケースを紹介していただきました。10数年前に島田支局に勤務していたため、当時と変わらない建物、風景が懐かしく、時間が戻ったようでした。(岡)
「しずおか連詩の会」が今年も5人の詩人(野村喜和夫さん、覚和歌子さん、町田康さん、三角みづ紀さん、岡本啓さん)を招いて、11月上旬に開かれます。今年は初の浜松開催です。(小)
県舞台芸術センター(SPAC)が、新作の準備に取り掛かっています。せっかくの舞台づくりの雰囲気を一般の人にも知ってもらおうと、稽古などを公開する「おためし劇場」が開かれました。参加者は稽古を見学したり、ステージに上がったりして、俳優や舞台監督の話を聞きました。(宮)
建築評論家の五十嵐太郎さんが静岡市クリエーター支援センター主催のトークイベントに参加された折、県内のオススメ建築物について話をうかがいました。五十嵐さんの一押しは芹沢銈介美術館でした。(小)
新聞切り絵作家マスダカルシさんによる親子ワークショップが、藤枝市の志太幼稚園で開かれました。切り絵というと難度が高そうですが、子どもたちは自由な発想で制作を楽しんでいました。(宮)
今週から月曜日の科学面で「おちゃのこサイサイサイエンス」という連載コラムが始まりました。静岡大理学部の先生方に、日々の暮らしで疑問に感じる不思議を科学的知見から解説していただこうという趣旨のリレー連載です。(小)![]()
県立美術館で開催中の展覧会「富士山-信仰と芸術-」に、本日8日から富士宮市の村山浅間神社・富士山興法寺大日堂の「大日如来坐像」2体が公開されています。昨日、開眼法要が行われ、立ち会うことができました。(岡)
7日付朝刊「21世紀建築」は三島信用金庫を紹介しました。西洋古典様式の白亜の建物が目を引きます。昨年3月に始まったシリーズは今回で最終回となりました。(の)
富士山の世界遺産登録を記念した特別展「富士山-信仰と芸術-」が5日から県立美術館で始まります。山梨県立博物館との合同で企画された特別展です。2日に、展示作業の様子を取材に行ってきました。(岡)
21日夕刊、こち女面でモデルハウスを拠点に活動する女性サークルを紹介しました。木をふんだんにしつらえた室内で、お母さんも赤ちゃん、子どもたちもゆったり過ごしています。中でも、駿河工房焼津ギャラリーで、お母さんと赤ちゃんにおんぶとだっこの仕方を伝える「まるの輪」の活動で、かわいらしいアート作品を見つけました。(岡)
3日付朝刊「21世紀建築」では熱海の「ホテルミクラス」を紹介しました。元は大正創業の老舗ホテルでしたが、改修して熱海に新風を吹き込んだところに着目して取り上げました。(の)
戦国時代に安倍川、藁科川上流に実在した7人の侍を主人公にした浅羽克典さんの歴史小説「安倍七騎」の「動読演義」が焼津市坂本の林叟院本堂で開かれました。SPAC俳優の奥野晃士さんが身振り手振りを交えながら、会場の林叟院が舞台となっている歴史物語のワンシーンを表現しました。(小林)
20日朝刊「21世紀建築」で小羊学園三方原スクエアを紹介しました。黒いシックな外観が印象的で、施設構造も先駆的ですが、取り組みもきらりと光ります。(の)
県舞台芸術センター(SPAC)が、人気作「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」をロシアで公演中です。モスクワで開かれている世界的な演劇の祭典「チェーホフ国際演劇祭」への参加は今回で4作目。昨年のフランス公演に続き、世界の演劇人から評価を獲得する大舞台になります。(宮)
月1回、夕刊のくらし面で掲載している「学芸員のひと目ぼれ いいモノいいカタチ」。今月は、浜松市美術館の学芸員、生熊周さんに「額」を紹介していただきました。地元、天竜杉の間伐剤で作られ、「ilaka」と名づけられた額は、手になじむ優しい木肌でした。(岡)
本日の夕刊くらし面、「とんがりエンタ」のコーナーで、19日に静岡市内で公演する「水族館劇場」を紹介しました。最下層に生きる人々にスポットを当てながら、大量の水を使ったり、動物が登場したりと大仕掛けの野外劇でも観客を引きつけてきた「水族館劇場」(東京)。昨年は会場確保の困難など、活動休止を余儀なくされたそうです。静岡のライブバーでどのような「再始動」を果たすのか、楽しみです。(岡)
先月5月25日夕刊、徳川家康の遺産を紹介する連載「匠を照らす」で、静岡市の古窯、賤機焼を紹介しました。400年前に生まれた意匠「鬼福」。にっこりとほほ笑む「福」の表情に昔の人も和んだだろうと想像すると、歴史を近く感じることができました。(岡)
古代ローマ人が現代日本にタイムスリップして浴場文化を学ぶという設定で人気を集めた漫画「テルマエ・ロマエ」の原画展が、23日から菊川市の常葉美術館で始まります。(小)
劇団四季のミュージカル「美女と野獣」が今夏、静岡にやってきます。同作の県内公演は7年ぶり。8月2日の開幕に向け、9月6日分までのチケットの前売りが始まりました。(宮)
本日14日夕刊くらし面の「とんがりエンタ」で、静岡市内の小学生兄妹、藤原天馬君と心海さんが描いた「アーブル美術館の大贋作展Ⅱ」を紹介しました。西洋の名画や著名人の肖像、映画ポスターなど、誰もが知ってる、見たことがある人物が壁一面に並んでいます。人物の表情をうまくとらえる小学生の視点に驚き、さらには、50音のカルタの解説に何度もくすりとしました。(岡)
静岡市の駿府城公園に姿を現したリング。県舞台芸術センター(SPAC)が15日から上演する「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」のために設置したステージです。5月12日朝刊では、本社小型無線ヘリ「イーグル」から撮影した写真を紹介しました。(宮)
グランシップで6日まで開かれている子ども向け体験イベント「こどものくに」の、海をテーマにした工作コーナーの一角に、美術家でグラフィックデザイナーの天利道子さんの作品が飾られています。「漁師の人と海の色」というタイトルです。(小)
4日付朝刊「21世紀建築」では掛川市立中央図書館を取り上げました。木組みの天井、平屋建ての寄せ棟形状の屋根など見所がたくさんありますが、それ以上に居心地がいいのが何よりの特徴です。(の)
「ふじのくに←→せかい演劇祭」が開かれている静岡。舞台芸術公園で開かれた茶摘み会は、俳優やスタッフ、演劇ファンが、緑輝く初夏の静岡を満喫しました。関東や関西など県外の方も参加。外国人の姿も見られました。(宮)
静岡と縁のあるカメルーンの振付家がいます。フランスを拠点に活動するメルラン・ニヤカムさん。県舞台芸術センター(SPAC)と中高生の舞台芸術プロジェクト「スパカンファン」で指導役を務めています。静岡で公開ワークショップを開き、ユニークなレッスンで参加者を楽しませました。(宮)
いよいよゴールデンウイーク。静岡では「ふじのくに←→せかい演劇祭」が開幕しました。県舞台芸術センター(SPAC)の新作をはじめ、フランスやベルギー、レバノンなど6カ国の9作品を上演します。静岡芸術劇場での開幕式は、川勝平太知事や宮城聰芸術総監督らがテープカットで祝いました。(宮)
18日から、静岡市美術館で「大原美術館展 名画への旅」が始まりました。美術展の楽しみの一つに、企画展にちなんだミュージアムショップのグッズがあります。85年の歴史、西洋美術の国内屈指のコレクションを誇る大原美術館。グッズも風格のあるものがそろっていました。いくつかご紹介します。(岡)
県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに←→せかい演劇祭2015」の開幕が5日後に迫り、主会場の静岡芸術劇場で関係者集会が開かれました。ポスターやプログラムに使われているメーンビジュアルを手掛けた川根本町出身の前沢妙子さんもみえてました。(宮)
岡山県倉敷市にある大原美術館。日本で初めて西洋絵画を展示した美術館として、また、豊富なコレクションで知られています。その名作を展覧する「大原美術館展 名画への旅」がいよいよ18日、静岡市美術館で開幕します。(岡)
先週末、静岡護国神社で開かれていた「ART&CRAFT手創り市」をのぞいてきました。前日の雨で足元がぬかるんでいたにもかかわらず、会場はたくさんの人でにぎわっていました。(小)
つかこうへいさん作の舞台「広島に原爆を落とす日」が4月11日、清水文化会館マリナートで行われました。日本海軍のデイープ山崎少佐が「日本を、そして恋人を愛するが故に」故郷の広島に原爆を落とすことになるという極限状態の人間の選択を描きます。(宮)
静岡市駿河区の駿府博物館で、大正・昭和の人気版画家、川瀬巴水(はすい)の回顧展が始まりました。名所や温泉地の風景を情緒たっぷりに表現し、見るほどに旅情を誘います。(宮)
2日夕刊で、静岡市葵区の山あい、清沢地区が受け入れている「アーティスト・イン・レジデンス・清沢」の話題を紹介しました。日本とフランスのアーティスト3人の滞在は1カ月に及びます。そこで生まれている作品は、山里の自然、人々の営みにひそんでいた美しさを見事に引き出し、アートの力を感じさせるものでした。(岡)
ゴールデンウイークの静岡で開かれる県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに←→せかい演劇祭」。今年は6つの国と地域から話題のカンパニーが訪れ、独創的な演劇やダンスのステージを繰り広げます。宮城聰芸術総監督らによる製作発表会見が開かれ、観客参加型の作品が目に留まりました。(宮)
30日朝刊「21世紀建築」で焼津市にある「大井川睦園ケアハウス」を紹介しました。大きな木をあしらった水庭はインパクトがあり、福祉施設だということを忘れそうになります。斬新さに目を奪われますが、住む人の目線に立った工夫も随所に施されています。(の)
新聞切り絵作家のマスダカルシさんの個展が、藤枝市のカフェ「モミの木」で開かれています。材料は新聞紙に掲載されている写真。写っているものの色や形を生かして、楽しい世界を表現しています。(宮)
夕刊コラム「窓辺」の水曜日の回を1月から担当されている写真家の若木信吾さんが運営する書店「ブックス・アンド・プリンツ」は、浜松市中区の古いビルの2階にあります。(小)
写実的な大人のストーリー漫画「劇画」を創造した辰巳ヨシヒロさん。海外では漫画の神様・手塚治虫さんと並ぶ人気作家です。7日にこの世を去りましたが、世界の漫画史に大きな足跡を残しました。(宮)
3月10日夕刊のシネマ面で紹介した3D映画「プレゼント・フォー・ユー」は、実写と交互に映し出されるクレイアートのコマ割り撮影が大きな特徴です。俳優そっくりに作った人形は、実写との境目が分からなくなるほどに手がこんでいます。(宮)
3月8日に取材した「地域文化活動賞」の表彰式。グランシップに受賞した8団体の代表者が集いました。その後の地域フォーラムでは、アートプロデューサーの山口裕美さんが講演。とても興味深い内容でした。(橋)
3月8日、県文化財団の地域文化活動賞の表彰式に行ってきました。式後、「地域コミュニティとアート」と題した記念フォーラムが行われました。(橋)
浜松市美術館で3月29日まで開かれている「絵画者 中村宏展」に足を運びました。浜松市出身、「ルポルタージュ絵画」「観念絵画」「タブロオ機械」などのキーワードで知られる中村さんの代表作60点。見応えがありました。(橋)
3月2日付「21世紀建築」は焼津市のアクアスやいづがテーマでした。立面と俯瞰からの面がまったく異なる印象を与える、曲線と直線が複雑に組み合わさった建築です。(橋)
2月28日夜、26日夕刊「とんがりエンタ」で途中経過をお伝えしたアーティスト2人組「hint lab」の「廊下壁画」の完成披露イベントが行われました。(橋)
ドラマ「北の国から」でおなじみの脚本家倉本聰さんが、行き過ぎた文明社会を痛烈に批判しています。2月25日に磐田公演があった舞台「ノクターン 夜想曲」は、東日本大震災と福島第1原発事故に遭った福島の人たちの物語。27日には、裾野市民文化センターでも上演されます。(宮)
2月25日、静岡市葵区の静岡市民文化会館大ホールで行われた錦織健さんプロデュースのオペラ「モーツァルト 後宮からの逃走 ハーレムから助け出せ!」を取材しました。ドイツ語のアリアは左右の電光掲示板に日本語訳が流れ、合間には軽妙な日本語のせりふが入るという、挑戦的な構成。「ご当地ねた」も挟み込まれました。(橋)
認知症の妻と小児科医の夫の10年の闘病を追ったドキュメンタリー映画「妻の病 レビー小体型認知症」の伊勢真一監督インタビューを19日夕刊で紹介しました。描かれるのは夫婦のきずなで、「まるでラブロマンス」という声も聞かれるほど。今日から静岡シネ・ギャラリーで公開されます。(の)
2月16日付特集連載「21世紀建築」では、牧之原市の相良総合センターを取り上げました。旧相良町初のホールとして計画された同センター。旧町民の八木利喜弥さんの郷土への思いが細部にまで宿っています。(橋)
2月12日夕刊生活面「とんがりエンタ」は、現代音楽のレコードジャケット展を行う島田市の「文具屋多治見」を訪ねました。店主の多治見道雄さんは、音楽や文学の造形が深い方。ご自身も〝表現者〟です。(橋)
2月3日に、静岡市内6会場で始まったアートイベント「めぐるりアート」。初日は静岡県立美術館に取材に行きましたが、今日は「アートスペースボタニカ」(静岡市葵区)をのぞきました。乾久子さん提唱の「くじ引きドローイング」のワークショップで生み出された無数の作品が壁を飾っています。(橋)
2月7日、静岡市駿河区の駿府博物館で企画展「画家藤原由葵―ここに生息!」が始まりました。静岡市出身の藤原由葵さんは、23歳の時に第16回富嶽ビエンナーレ展大賞受賞。現在36歳、新進気鋭の油彩画家です。開幕初日に来場した藤原さんに、会場でミニインタビューを行いました。一部を紹介します。(橋)
2月7日、静岡市美術館で「没後100年 小林清親展」が始まりました。旧幕臣出身の版画家、小林清親は画業を始める前に静岡県に滞在していました。今回の展覧会は、彼の静岡とのつながりも理解できる内容です。(橋)
久しぶりに、県舞台芸術センターSPACの演劇を見に出掛けました。しかも、初めての子連れ。親子室から、宮沢賢治原作「グスコーブドリの伝記」を見ました。多くの公共ホールに親子室があるのは知っていたのですが、親子室を本来の目的で入ったのは初めて(以前は写真撮影などで使わせてもらっていました)。ガラス一枚隔てていますが、臨場感を損なわない工夫がありました。(岡)
2月2日、静岡市内でアートイベント「めぐるりアート静岡」が始まります。22日までの期間中、7会場に7人の作家が自作を展示します。(橋)
県舞台芸術センター(SPAC)の俳優で、現在スイスに住む奥野晃士さんが、所作を交えながら物語を朗読する「動読(どうどく)」の活動を続けています。一時帰国した今月、静岡ゆかりの偉人シリーズ「ふじのくに歴史演談ツアー」を県内各地で開きました。(宮)
1月15日夕刊に掲載した「京の冬の旅」。バスツアーの取材のついでに、京都市上京区の楽美術館にも足を運びました。「琳派400年記念祭」の関連イベントとして、特別展が開かれています。(橋)
1月19日付特集連載「21世紀建築」では、千葉学さん設計の日本盲導犬総合センター(富士宮市)を取り上げました。一般的には「盲導犬の里 富士ハーネス」という呼称で親しまれています。ロケハンで敷地内を歩くと、この施設のかけがえのなさを象徴するものが見つかりました。(橋)
1月15日夕刊「とんがりエンタ」で、11日に浜松市中区で開かれた「きこり」のトークセッションについてお伝えしました。約20人の参加者が、熱心に耳を傾けました。(橋)
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の新作「グスコーブドリの伝記」が始まりました。初日に先立ち、静岡市の静岡芸術劇場で稽古見学会が開かれ、日頃は間近で見られない舞台裏へと案内されました。(宮)
1月8日、駿府博物館がリニューアルオープンしました。昨年6月まで約43年間、静岡市葵区紺屋町の静岡新聞・静岡放送別館に設置されていましたが、老朽化した建物の取り壊しに伴い、いったん展示活動を休止していました。8~9日は関係者を対象にした内覧会。再開館記念の収蔵品展「FACE」の一般公開は10日からです。本ブログではまず、道順をお知らせします。(橋)
静岡芸術劇場で13日から、静岡県舞台芸術センター(SPAC)の新作が始まります。宮城聰芸術総監督が演出を手掛ける「グスコーブドリの伝記」は、宮沢賢治の童話が原作。6日夕刊の芸能面で、脚本を担当する作家、山崎ナオコーラさんのインタビューを掲載しました。(宮)
5日付朝刊「21世紀建築」で県立天竜高を紹介しました。体育館や生徒ホール(昇降棟)以外でも、校名の看板(左)や天竜会館(右)にも木がふんだんに使われています。(の)
12月25日夕刊で取り上げた単行本「つながった世界-僕のじゃがたら物語」(Pヴァイン発行)。編集を手がけたのは、音楽サイト「ele-king」編集長の野田努さん(静岡市出身)です。同サイトの単行本シリーズ「ele-king books」は、同時期に他2冊を発刊しました。ここではそのうちの1冊、「ザ・レフトーUK左翼セレブ列伝」を紹介しましょう。音楽や映画など英国文化が大好きな方なら、きっと楽しめる内容です。(橋)
1月1日の別刷り紙面(第2部・芸能)で、東京バレエ団の川島麻実子さんを紹介しました。静岡市出身の川島さんは、2月に同団創立50周年を記念する「眠れる森の美女」で全幕主演を果たす注目のバレリーナです。(宮)
記者の思い入れに任せた年末回顧企画「2014年、取材ノートから」は、大みそかの今日が最終回。静岡市在住のノンフィクション作家、西村滋さんの小説「お菓子放浪記」について書きます。1976年の刊行以来、テレビドラマや映画にもなった戦争孤児の物語です。今年10月に初めて舞台化された会場で、西村さんにお話を聞くことができました。(宮)
12月11日付「情熱細胞」に掲載したコンドルズの勝山康晴さんインタビュー続報第3弾。ラジオドラマ「STAND UP!~シズオカ独立宣言! 家康再起動」の今後についても、ちらっと話が出ました。(橋)
12月11日付「情熱細胞」に掲載したコンドルズの勝山康晴さんインタビューの続きです。ラジオドラマ+舞台公演の「STAND UP!~シズオカ独立宣言! 家康再起動」について、熱く語っていただいています。(橋)
12月13日、県舞台芸術センター(SPAC)の「変身」を見てきました。小野寺修二さんの演出は言葉と同等か、それ以上に役者の肉体による「構築美」を強く打ち出していていました。ストーリーそのものより、身体表現の多様さが印象に残りました。
終演後のアーティストトークでは、小野寺さんと、この舞台における重要なファクターである音楽を担当した阿部海太郎さんが、創作の裏話を聞かせてくれました。(橋)
12月11日付「情熱細胞」に掲載したコンドルズの勝山康晴さんのインタビュー。取材は約1時間半に及びました。ラジオドラマ+舞台公演の「STAND UP!~シズオカ独立宣言! 家康再起動」について、裏話を交えてたっぷり語っていただきました。紙面には掲載しなかったやりとりを、一部紹介します。(橋)
11月9~11日に掲載した特別連載「選ぶを描く」。第2回に登場した映画館「シネマイーラ」(浜松市中区)の榎本雅之さんに、今年日本で公開された映画で目に付いたものを挙げてもらいました。(橋)
グランシップの改修工事で休館していた静岡芸術劇場が、7カ月ぶりに再開しました。リニューアルした建物で最初の公演は、県舞台芸術センター(SPAC)の「変身」。初日は「変身式」と銘打った開会式を開きました。(宮)
11月30日、静岡市葵区のサールナートホールで静岡大学アートマネジメント力育成事業事務局主催のシンポジウム「アートの力で、わたしが変わる。地域が変わる。」が開かれました。日本歯科医師会会長で静岡県立美術館、静岡音楽館AOIなど県内の文化施設の立ち上げに関わった大久保満男さん、劇作家・演出家の平田オリザさん、静岡大教育学部教授の白井嘉尚さん、オルタナティブスペース・スノドカフェ(静岡市清水区)代表の柚木康裕さんがパネリスト。静岡大教育学部特任教授兼人文社会科学部客員教授の平野雅彦さんが進行役を務めました。(橋)
12月1日付朝刊の「21世紀建築」では、掛川市の「日本基督教団掛川教会」を紹介しました。住宅街にある小さな教会ですが、内部は広々として明るく、信者でなくてもホッとする空間になっています。(の)
県立美術館で所蔵品展「風景解剖学 古今東西風景画のしくみ」が始まりました。山や海、田園を題材にした広大な絵を、パーツごとに分解してみようという試みです。さてそこに見えてくるものは。(宮)
静岡市葵区の静岡市クリエーター支援センターで、ロンドン在住のアーティスト、スズキユウリさんの個展「Playing with Sound」が始まりました。昨日、設営中の会場を取材しました。
国内では初の個展。静岡は、8~9月の東京・銀座に次いでの開催です。鑑賞者と音を通じて戯れることを目的に作られた作品の数々。ぜひ「体感」してください。(橋)
11月7日に開幕した「するがのくにの芸術祭 富士の山ビエンナーレ」。ことしが初開催の、静岡市清水区、富士市、富士宮市にまたがる現代アートイベントです。23日、蒲原エリアを訪ねました。(橋)
数々の名画に出演した俳優高倉健さんが亡くなり、国内外で悼む声がやみません。新聞各紙も大きく紙面を割き、突然の訃報への衝撃と映画界に残した功績を伝えています。24日までの3連休、代表作に触れてみようとレンタル店を訪ねました。(宮)
11月16日の「2014年しずおか連詩の会」発表会は、例年とは違った趣でした。会場がグランシップではないことはもちろんですが、詩の朗読と解説以外にも〝お楽しみ〟が用意されていたのです。(橋)
「2014年しずおか連詩の会」。創作期間中に聞いた詩人たちのコメント紹介第3弾、最終回です。アットエスの「連詩ライブ」とともにお楽しみ下さい。(橋)
「2014年しずおか連詩の会」の創作期間中に聞いた、詩人たちのコメント紹介第2弾。語られる詩については、アットエスの「連詩ライブ」を参照してください。(橋)
11月13~15日に創作し、16日に発表会が開かれた「2014年しずおか連詩の会」。静岡新聞社は、ニュースサイト「アットエス」で創作の過程を紹介し、17日付朝刊では完成した連詩を見開き特集で掲載しました。
連詩のルールは「前の詩を受けて、5行詩、3行詩を交互に作る」という、シンプルと言えばシンプルなものですが、この「前の詩を受ける」という要素こそ、詩人たちが最も頭を悩ませ、最もクリエイティビティを発揮する部分です。
ここでは、創作期間中に聞いた詩人たちの話の中から、「前の詩をどう受けたのか」という点についてのコメントをいくつか紹介します。
語られる詩については、「連詩ライブ」を参照してください。(橋)
本日、11月13日から創作が始まった「2014年しずおか連詩の会」の参加者紹介。第5弾、最終回は詩人の野村喜和夫さんです。(橋)
鈴村和成+野村喜和夫「金子光晴 デュオの旅」(左、2013年)、同「ゆるゆる人生のみつけかた」(2014年)
11月13日から始まる「2014年しずおか連詩の会」の参加者紹介第4弾。作詞家・詩人の覚和歌子さんは2年ぶり3回目の登場です。(橋)
覚和歌子「ベジタル」(2014年)
11月13日から始まる「2014年しずおか連詩の会」の参加者紹介第3弾。画家で詩人の大岡亜紀さんは4年ぶり2回目の参加です。今回の「しずおか連詩」は監修者の大岡信さんの出身地三島市で開催。長女の亜紀さんが名を連ねることで、「連詩」をとりまく土地、人の縁が一層くっきりと浮かび上がります。(橋)
11月13日から始まる「2014年しずおか連詩の会」の参加者紹介第2弾。初参加の木下弦二さんは、4人組ロック・バンド「東京ローカル・ホンク」のボーカリスト兼ギタリスト。すべての作詞作曲を手掛けています。(橋)
東京ローカル・ホンク「東京ローカル・ホンク」(左、2005年)、「さよならカーゴカルト」(右、2011年)
11月13日から「2014年しずおか連詩の会」の創作が始まります。5人の参加者が3日間で40編の現代詩を創り上げます。ことしは例年以上に多彩な顔ぶれが集いました。5回に分けて、代表作を紹介します。(橋)
11月3日付の連載「21世紀建築」では、長泉町のIZU PHOTO MUSEUMを取り上げました。現代美術家の杉本博司さんが、古墳をイメージして設計した写真美術館です。(橋)
横浜市の横浜美術館、新港ピアで開催中の「ヨコハマトリエンナーレ2014」。どこかに「静岡」の痕跡がないかと会場を探し回りました。会期は3日までです。(橋)
大道芸ワールドカップ(W杯)が開かれている静岡市。県舞台芸術センター(SPAC)が今年も参戦しています。演目は「古事記! エピソード2」。日本神話の世界を最小限の舞台に再現しました。(宮)
県立美術館のロダン館が開館20年を迎え、11月3日まで記念イベントが開かれています。「行ったことある!」という人にとっても、人物や作品の魅力を再発見できる貴重な機会になりそうです。この「ロダンウィーク」の開幕を飾った識者座談会では、フランス国立ロダン美術館のカトリーヌ・シュヴィヨ館長らが当時のロダン像を探りました。(宮)
掛川市の秋の風物詩となった「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」。
第16回のことしは、66会場に100人以上の作家が集いました。開催2日目の25日夕刻、会場を巡りました。(橋)
10月4日に開幕した佐野美術館(三島市)の「超絶技巧! 明治工芸の粋」展に行ってきました。ほとんどが海外に輸出され、日本人の目に触れることが少なかった明治時代の工芸品がテーマです。村田理如氏のコレクションを集めた清水三年坂美術館から、えりすぐりの作品が集まっています。(橋)
10月10日夕刊の「文化・芸術」面に、第22回萩原朔太郎賞に選出された三角みづ紀さんの記事を掲載しました。三角さんは、2011年、13年、「しずおか連詩の会」に参加するなど、静岡との縁も深い方。8月末の新刊「現代詩文庫 三角みづ紀詩集」(思潮社)には、2回の「連詩の会」で協働作業した管啓次郎さん、福間健二さんが詩人論を寄せています。当日の様子を描いた記述を、興味深く読みました。(橋)
10月6日付「21世紀建築」では、函南町の「かんなみ仏の里美術館」を取り上げました。平安時代の「薬師如来像」をはじめとした仏像24体を千年以上も受け継いできた、桑原地区の信仰心の厚さに胸を突かれました。
美術館と来光川を挟んで今も建つ、桑原薬師堂にも足を運びました。(橋)
静岡県立美術館で開催中の「美少女の美術史展」。開幕日の9月20日に行われた同展の企画グループ「トリメガ研究所」による鼎談抄録第3弾です。
登壇した静岡県立美術館の村上敬さん、青森県立美術館の工藤健志さん、島根県立石見美術館の川西由里さんが、思い入れのある作品について語りました。第1弾はこちら、第2弾はこちら。(橋)※発言者の敬称略
9月26日夕刊「とんがりエンタ」に掲載した米ニューヨークのアーティスト、Mike Ming(マイク・ミン)さんの個展「Connecting the Dots」。ミンさんと個展開催地の浜松には、意外な縁があるのです。(橋)
29日付朝刊の月曜隔週連載「21世紀建築」で、袋井市の健康増進施設「風見の丘」を紹介しました。天井の木組みが楽しいプール、開放感あふれるスペース・・・居心地の良さを大切にした建物です。(の)
9月26日夕刊では、13~15日に川根本町で開催された「かわね 秋のたたけたけ祭り」の模様をリポートしました。同町在住の造形作家、日詰明男さんが考案した「川根ケチャック」を中心に、音楽とアートが両方楽しめる夜でした。(橋)
10月から紙面改革に伴い、毎週金曜夕刊に掲載してきた「生活彩々」が26日、最終回となりました。締めくくりとして最近、雑誌でもたびたび特集が組まれ、脚光を浴びている「民芸」を取り上げました。静岡市出身の染色家、芹沢銈介をはじめ、現代に息づく民芸の魅力を県内で探りました。(岡)
静岡県立美術館で開催中の「美少女の美術史」展。初日に行われた、「トリメガ研究所」のトークショー抄録第2弾です。「トリメガー」とは、静岡県立美術館の村上敬さん、青森県立美術館の工藤健志さん、島根県立石見美術館の川西由里さんからなる仮想のラボ。トーク中盤では、地方美術館の在り方にも話が及びました。
写真はエントランスに置かれたobさんの作品。7月12日から9月7日まで行われた青森展でライブペインティングしたものです。(橋)
※第1弾はこちら。敬称略
9月20日に静岡県立美術館で開幕した「美少女の美術史」展。開幕日には、同展を企画した「トリメガ研究所」のトークショーが行われました。「トリメガー」とは、静岡県立美術館の村上敬さん、青森県立美術館の工藤健志さん、島根県立石見美術館の川西由里さんからなる仮想のラボ。2010年に開催した「ロボットと美術」展もこのチームが手掛けました。
「美少女-」展は「ロボット-」と同様に、3館で巡回開催します。青森では7月12日から9月7日まで開かれ、3万4千人を集めました。静岡は11月16日まで、島根では12月13日から2015年2月16日まで開催します。
同展の「頭脳」とも言うべき3人のトークは、展覧会の見どころだけでなく、地方美術館の在り方も考えさせる内容でした。数回に分けて当日の模様を一部紹介します。(橋)※敬称略
9月15日付の連載「21世紀建築」は、吉田町の「ちいさな理科館」がテーマでした。10年の時を経て、町立図書館の西に〝増殖〟した建築。設計者の「ビレッジ(集落)」というコンセプト、非常にユニークです。(橋)
朝刊科学面で3月から8月まで連載していた「サイエンス・ブック・カフェ」の執筆御礼を兼ねて、9月11日に行われた「サイエンスカフェin静岡」を聴講してきました。
これが第89回。広島大名誉教授で静岡大客員教授の木村榮一さんが「研究人生を俯瞰する歓び」と題して講話しました。75歳の木村さんが、自身の50年にわたる研究人生を振り返りました。(橋)
9月5日夕刊「生活彩々」では、読書の楽しみを広げる試みをいくつか紹介しました。読んだ本の感想を語り合う、「読書会」の進化形とも言うべき事例。筆者自身も取材を通じてさまざまな本に出合いました。(橋)
県内の中高生劇団「スパカンファン」が、4年間の活動に一区切りです。県舞台芸術センター(SPAC)と共同でつくった演劇「タカセの夢」が8月で公演を終了し、今後は新メンバーで新たな演目に取り組みます。(宮)
劇団四季のミュージカルの原点とされる「ジーザス・クライスト=スーパースター」の全国公演が始まりました。県内ではすでに富士と浜松で開かれ、意外な演出が来場者を引き付けました。(宮)
1日付の月曜隔週連載「21世紀建築」では古橋廣之進記念浜松市総合水泳場「ToBiO(トビオ)」を訪ねました。館内にある「日本水泳の歴史資料室」が目を引きました。展示スペースの約半分が古橋廣之進さん(2009年死去)にまつわる記念品で占められています。(橋)
8月26日夕刊「シネマ通り」に掲載したドキュメンタリー映画「夢は牛のお医者さん」の時田美昭監督インタビュー。対話の抄録、第2弾です。近年注目が集まる「地方局が作るドキュメンタリー」についても聞きました。第1弾はこちら。(橋)
8月26日夕刊の「シネマ通り」に、ドキュメンタリー映画「夢は牛のお医者さん」の時田美昭監督のインタビューを掲載しました。新潟の民放テレビ局が26年間撮りためた素材から出来上がった作品。その間、技術の変遷もあったようです。(橋)
8月17日、静岡市葵区のサールナートホールで映画「選挙2」(想田和弘監督)の上映会が行われました。終了後に想田監督、ヒップホップグループ「ライムスター」の宇多丸さん、今年の東京都知事選に立候補した起業家の家入一真さんが「ここがヘンだよ日本の選挙!?」と題してトークを繰り広げました。3回に渡って、当日の模様をお届けします。(橋) ※敬称略
静岡大の文理学部長を務めた鈴木安蔵先生(1904~83年)と縁があるという人は、県内に少なくないのではないでしょうか。日本国憲法の草案要綱を作った、間接的な起草者として知られています。この縁を題材にした戯曲の朗読会が静岡大で開かれました。(宮)
8月18日付の連載「21世紀建築」は下田市の旧沢村邸を取り上げました。大正4年建築の旧家を改修し、観光交流拠点として新たな出発を遂げた事例です。紙面では紹介できなかった建築内部の様子をお届けしましょう。(橋)
県舞台芸術センター(SPAC)の「シアタースクール」は、SPACの演出家や俳優の指導を受けた中高生による舞台公演。8年目を迎えた今年は、8月16、17日に静岡市の舞台芸術公園で児童文学の傑作「モモ」を上演します。(宮)
8月12日夕刊芸能面に掲載した、映画「ホットロード」出演の能年玲奈さん、登坂広臣さんのインタビュー記事。取材は7月下旬、静岡市駿河区で行いました。質問に対してじっくり考えてから小さな声で返答する能年さん、映画の印象と同様に「目力」を感じさせる登坂さん。対照的なたたずまいの2人と、約20分間言葉を交わしました。(橋)
富士市出身の映画監督、渡辺喜子さんの「tig☆hugちぐはぐ」は、理想と現実の間で揺れる大人たちにエールを送る長編作品。映像制作会社で働くアシスタントディレクターを主人公に、渡辺監督の実体験と重なるリアルな物語を描きます。12日の夕刊シネマ面で、渡辺監督のインタビューを掲載しました。(宮)
8日夕刊「生活彩々」で西伊豆地域の水琴窟愛好家、竹内政治さんが手作りされている水琴窟と掛川市内の古刹、本勝寺で志村本敬住職が手作りされた水琴窟を紹介しました。水がかめの中で共鳴する音色は暑さも忘れてずっと聞いていたい響きでした。また、それぞれ取材した場所に共通点がありました。(岡)
7月20日、静岡市駿河区の絵本専門店「ピーカーブー!」で開かれた、ドキュメンタリー映画「ある精肉店のはなし」の纐纈(はなぶさ)あや監督のトーク、第2弾です。第1弾はこちら。(橋)
7月20日、静岡市駿河区の絵本専門店「ピーカーブー!」で、ドキュメンタリー映画「ある精肉店のはなし」の上映会が行われました。今年3~4月に浜松市のシネマイーラでも公開していました。今回は、纐纈(はなぶさ)あや監督が来場し、約30人の参加者を前に、作品の意図や撮影時のエピソードを語りました。トークの様子をお伝えします。(橋)
音楽情報会社オリコンは7月14日、9日に発売されたきゃりーぱみゅぱみゅの新作アルバム「ピカピカふぁんたじん」が21日付オリコン週間アルバムランキングで初登場首位を獲得したことを発表しました。7~13日の集計期間中4万8千枚を売り上げたそうです。昨年7月8日付の「なんだこれくしょん」に続く2作連続の首位獲得です。
この作品、封入のブックレットを開くと、静岡県民には非常になじみ深い風景が広がることをご存知でしょうか。(橋)
5月2日夕刊「彩々プラス」のマラソン特集で紹介した映画「人生はマラソンだ!」。12日、静岡シネ・ギャラリーで上映が始まりました。オランダ・ロッテルダムを舞台に、中年男4人組がフルマラソンに挑戦する姿を描きます。(橋)
世界4カ国の子どもたちの通学する姿を描いたドキュメンタリー映画「世界の果ての通学路」を9日付夕刊で紹介しました。遠く、険しい道のりを越え、学校へと「旅する」子どもたち。「学校に普通に通える幸せをかみしめてほしい」。映画冒頭の言葉を痛感しました。(の)
7月13日、静岡市葵区の西草深会館で「つなぐ はぐくむ いのちのたね実行委員会」主催の講演会が行われます。テーマは静岡県内の「在来作物」。7月4日付の地方版に告知記事が出ています。詳細は静岡市葵区の「リアルフードマーケットあくつ」にお問い合わせください。
在来作物という言葉はここ数年、急速に普及しています。広がりにひと役買ったのがドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」(渡辺智史監督)。この映画の普及委員会が、「在来作物で味覚のレッスン!」と題して、子ども向けの料理教室やレシピ本製作のプロジェクトを始動させています。(橋)
講演会、企画展、コンサート。地域ではさまざまな文化活動が行われています。美術館やイベントホールが主催する行事の他に、一般の県民が主体となって企画されることもあります。そんな実践力のある人材を育てようと、静岡県内の関係機関の代表者が意見を交わしました。(宮)
6月13日夕刊「とんがりエンタ」で紹介した、島田市出身のビーグル大塚さん率いる劇団チャリカルキ。6月26日に島田市、27日に静岡市清水区で新作「ハレルヤ行進曲」を上演します。(橋)
長泉町のヴァンジ彫刻庭園美術館で開催中の「イケムラレイコ PIOON」展に行ってきました。スペイン、スイス経由でドイツを拠点に定め、欧州と日本をまたいだ活躍で知られるイケムラさん。8年ぶりの個展では、多くの「ウサギ」に出会えます。(橋)
5月27日夕刊「シネマ」面では、昨年度のアカデミー賞「長編ドキュメンタリー部門」にノミネートされた「アクト・オブ・キリング」を紹介しました。筆者は5月上旬、東京都渋谷区のイメージフォーラムでこの作品を観たのですが、各回満員で立ち見も出るほど盛況でした。
静岡県内では5月31日に静岡シネ・ギャラリー(静岡市葵区)で公開、7月12日からシネマイーラ(浜松市中区)でも上映されます。(橋)
開放的な屋外の舞台で演劇鑑賞を楽しむ「ふじのくに野外芸術フェスタ2014」が清水港のマリンパークで開幕しました。開演前の夕方から最前列を陣取る演劇ファンだけでなく、仕事帰りのサラリーマン、学生、子供たち。縁日感覚の無料公演に、いろんな人が集まってきます。(宮)
昨年10月からIZU PHOTO MUSEUM(長泉町)で開かれている写真展「増山たづ子 すべて写真になる日まで」を、遅ればせながら鑑賞しました。「被写体」は2008年に完成した徳山ダム(岐阜県)の底に沈んだ旧徳山村。村民の一人増山たづ子さん(故人)が撮影した膨大な写真資料の中から、約480点が展示されています。突きつけられた現実への諦念と古里への愛着が伝わる、胸を突かれる展覧会です。(橋)
静岡市葵区、清水区で5月17~25日に開催された「シズオカ×カンヌウィーク2014」。葵区のサールナートホールでは24日、インディペンデント映画の作り手を支援する「Gateway for Directors Japan」のプロジェクトで公募企画が認められ、今年のカンヌ映画祭を訪れた若き日本人監督たちのトークが繰り広げられました。「裏側」から見たカンヌ映画祭は? 今後の日本人監督に求められるものは? 監督らからは、世界を視野に入れた作品作りに必要な視点が次々提示されました。(橋)
カンヌ市と姉妹都市協定を結ぶ静岡市では、先週17日から映画やフランス文化を楽しむイベント「シズオカ×カンヌウィーク2014」が開催されています。今週末24、25日も興味深い上映が続きます。(橋)
宝塚歌劇団に本県出身のトップスターが誕生しました。花組に所属する静岡市出身の明日海りおさんです。宝塚大劇場でのお披露目公演に向けた制作発表会が都内で開かれ、大勢の報道陣が詰め掛けました。(宮)
公演は宝塚を代表するミュージカル「エリザベート」。オーストリア皇后エリザベートに恋する「黄泉の帝王」トートを演じます。明日海さんは死に神風の黒い衣装とメークで会場に登場し、エリザベート役の蘭乃はなさんと劇中歌「最後のダンス」「私が踊る時」を歌いました。トップ就任を「緊張と楽しみと、両方あります」と語り、りりしい笑顔で報道陣をとりこにしました。
創立100周年の節目に、最も歴史のある花組のトップ抜てきは、歌劇団からの期待の大きさがうかがえます。これまで縁がなかったという人も、まぶしく輝くレビューの世界に足を踏み入れる好機となりそうです。
5月15日夕刊「旅食」面では、伊東市で開催中の「伊豆高原アートフェスティバル」を巡りました。陶芸家の永沢永人さんのギャラリー「スペース無憂樹」で、心に残る格言を目にしました。(橋)
4月25日夕刊「とんがりエンタ」でご紹介したアメリカのインディペンデント系映画監督、ハル・ハートリーの連続上映が静岡シネ・ギャラリー(静岡市葵区)で27日に始まりました。2011年の「はなしかわって」も1日2回上映されています。(橋)
県舞台芸術センター(SPAC)主催の国際的な演劇の祭典「ふじのくに←→せかい演劇祭」が開幕しました。静岡芸術劇場ロビーでは、関連の展示企画が来場者の関心を集めています。(宮)
4月12日に静岡市美術館で開幕した「巨匠の眼 川端康成と東山魁夷」展に行ってきました。川端氏のコレクションと東山氏の自身の作品を含むコレクションをゾーン分けして展示しています。いくつか筆者なりの見どころを提示します。(橋)
26日に開幕する「ふじのくに←→せかい演劇祭」。県舞台芸術センター(SPAC)がPRキャラクターをつくりました。大きな目と愛嬌のある動き。その名も…(宮)
4月5日に開幕した駿府博物館(静岡市葵区)の館蔵展「コレクション展Ⅰ 四季讃歌」。現住所での最後の展覧会です。開催の記事では触れませんでしたが、入館者に贈られる記念品、かなり豪華なのです。(橋)
4月5日、静岡市葵区の駿府博物館で館蔵品を紹介する「コレクション展1 四季讃歌」が始まりました。現在地での最後の展覧会。第1弾は日本画コレクションですが、師弟関係のある画家の筆致に、ちょっとした共通点を見つけました。(橋)
3月30日、長野県松本市の松本市美術館を訪れました。同地は、昨年静岡県立美術館で企画展が開かれた草間彌生さんの故郷。同美術館は、草間さんの作品を常設展示しています。(橋)
7月にフランスで開かれる世界最高峰の演劇の祭典「アビニョン演劇祭」。県舞台芸術センター(SPAC)が、正式な出演団体として招待されることになりました。招待作品は世界から37作品。そのうち2作品がSPACという快挙です。(宮)
国内外の舞台芸術が集結する「ふじのくに⇔せかい演劇祭」。例年、県舞台芸術センター(SPAC)が初夏に1カ月かけて開催し、大勢の演劇ファンでにぎわいます。今年は静岡芸術劇場が入るグランシップの改修工事のため、ゴールデンウイーク(GW)になりました。(宮)
昨年、科学面で「フジヤマキノコ」を連載していた鈴木安一郎さんから、きのこ愛好家のとよ田 キノ子さんが主催するイベントのお誘いを受けました。3月21日、都内で開催されます。(橋)
3月10日、静岡芸術劇場で上演されている静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「真夏の夜の夢」を見てきました。一般公演は終了していますが、14日まで中高生鑑賞事業公演が続けられており、誰でも観劇できます。この日は科学技術高の生徒が対象でした。(橋)
すっかり紹介するのを忘れていました。3月2日までグランシップで行われていた体感型展覧会「ことばの世界」の話です。(橋)
3月2日(日本時間3日)に発表された第86回米アカデミー賞。作品賞に輝いたスティーブ・マックイーン監督の「それでも夜は明ける」が今日7日から県内でも公開されました。
今日は休日の筆者、「アカデミー賞受賞作への県民の関心」に興味があり、午前10時の初回上映に出掛けてきました。(橋)
2月28日夕刊「とんがりエンタ」でレポートした、映画「さよなら、アドルフ」公開記念トークショー。東海大文学部講師でドイツ現代史研究者の柳原伸洋さんとドイツ映画翻訳者の吉川美奈子さんがこの映画について縦横無尽に語りました。(橋)
静岡県立美術館で開催されている「グループ『幻触』と石子順造」展の関連企画として、丹羽勝次さんの新作展が静岡市葵区研屋町のボタニカ・アートスペースで行われています。(橋)
2月14日、静岡市葵区の静岡シネ・ギャラリーで公開中の映画「さよなら、アドルフ」に関連したトークショーを取材しました。ドイツ現代史研究者の柳原伸洋さんとドイツ映画翻訳者の吉川美奈子さんがドイツ映画に関する対談を繰り広げました。
詳細は2月下旬の夕刊「とんがりエンタ」でお伝えしますが、ここでは21日まで同劇場で公開しているこの映画について書きたいと思います。(橋)
2月14日から16日まで、県舞台芸術センター(SPAC)の演劇「此処か彼方処か、はたまた何処か?」が静岡市駿河区の「アトリエみるめ」で上演されています。ここ、かなた、どこ、とすらすら読める人でも、劇の展開を飲み込むには苦戦するかもしれません。(宮)
1月31日夕刊「とんがりエンタ」で紹介したクレズマー楽団「オルケステル・ドレイデル」のリーダー、樋上千寿さんが著書の一人として名を連ねている書籍「ああ、誰がシャガールを理解したでしょうか?」。静岡市美術館で開催中の「シャガール展」のサブテキストとしても最適です。(橋)
1月18日、昨年12月27日夕刊「生活」面で紹介したドキュメンタリー映画「カンタ! ティモール」(広田奈津子監督)の上映会に行ってきました。会場は磐田市総合健康福祉会館でした。(橋)
月曜「科学」面の不定期連載「高校理系部活ラボ探訪」。1月27日付では、三島北高科学部の「魚類の塩分濃度に対する嗜好性の研究」を紹介しました。
静岡新聞のポータルサイト「アットエス」では、実験水槽の中で淡水と海水を行ったり来たりするマダイやメダカの姿が見られます。(橋)
駿府博物館の特別展「KANZAN 第3の男・下村観山」の見どころ紹介第3弾です。(橋)
駿府博物館の特別展「KANZAN 第3の男・下村観山」が1月18日に開幕しました。筆者独自に見どころを紹介します。(橋)
1月19日まで静岡県立美術館で開かれている「二見彰一展」に足を運びました。銅版画技法の一つ「アクアチント」による深い青色を基調にした作品で世界的に知られる作家の個展です。(橋)
静岡市駿河区のグランシップの大型ショーウインドーを飾る作品を募集した「アートコンペ」。「グランシップ賞」を受賞したもう1組は滋賀県の「circle side(サークルサイド)」でした。(橋)
明けましておめでとうございます。今年も「彩々プラス」をよろしくお願いします。
静岡市駿河区のグランシップの大型ショーウインドーを飾る作品を募集した「アートコンペ」で、「グランシップ賞」を受賞した作家を2回に分けてご紹介します。(橋)
2015年12月15日、同コンペの表彰式とアーティストトークが行われました。作品案を作家が自ら説明し、審査員の秋元雄史さん(金沢21世紀美術館館長)や福井利佐さん(切り絵アーティスト)と語り合いました。
一人目の受賞者、大西康明さんの作品は「空白を埋める(仮題)」です。3~5月に展示されます。
12月27日夕刊「生活彩々」の読書特集からもう一つこぼれ話を。
マルサン書店(沼津市)仲見世店店長の小川誠一さんが、「次点」として紹介してくれた本があるのです。(橋)
12月14日に開幕した県舞台芸術センター(SPAC)の「忠臣蔵」。同日に行われた宮城聰さん、山崎ナオコーラさんのアーティストトークの抄録第3弾です。(橋)
12月14日に開幕した県舞台芸術センター(SPAC)の「忠臣蔵」。同日に行われたSPAC芸術総監督の宮城聰さんと、作家の山崎ナオコーラさんによるアーティストトークの抄録第2弾です。第1弾はこちら。(橋)
12月14日に開幕した県舞台芸術センター(SPAC)の「忠臣蔵」。平田オリザさんの脚本を、SPACの芸術総監督を務める宮城聰さんが演出。赤穂藩の武士たちが、「討ち入り」を決めるまでの合議を、ユーモアたっぷりに描いた舞台です。
初日の終演後、「アーティストトーク」として宮城さんと、作家の山崎ナオコーラさんが対談しました。3回に分けて抄録をお届けします。
公演は12月21、22、23日と続きます。(橋)
12月15日、静岡市駿河区のグランシップで行われた「アートコンペ2014」表彰式。2014年に同施設の大型ショーウインドーを飾ることになった2点など計5点のディスプレー案の作者に、表彰状が贈られました。
アーティストトークでは、入賞者がそれぞれの作品の構想を語りました。
11月30日に開幕した駿府博物館の収蔵品展「HANGA ザ★BEST」。 県ゆかりの版画家40人以上の作品が、一挙に見られます。作家それぞれの個性を楽しむことはもちろん、1930年代から2010年代までの版画界全体の技法や作風の変遷を追うこともできます。
展示の目玉の一つとも言えるのが、県版画協会のルーツとも言える「童土社」の機関誌「ゆうかり」(1931年創刊)。同人の一人、仲村岳(旧大須賀町出身)が描いた、色鮮やかな表紙が目を引きます。
月曜科学面で7月1日から11月25日まで連載した「フジヤマキノコ」の執筆者鈴木安一郎さんが、東京都渋谷区の「LOFT&」で写真展「富士山のきのこたち」を開いています。
静岡市葵区研屋町の「ボタニカ・アートスペース」で開かれている「ボタニカ・クリスマスギフト展」。県内主要作家の作品が一堂に集まった、楽しい展覧会です。
11月21~23日に創作、24日に発表会が行われた「2013年しずおか連詩の会」。
発表会では会場のグランシップには約200席が用意されましたが、開演までに満席状態。追加の椅子が出されるほどの盛況でした。
紙面に掲載した以外の、5人の詩人の発言を紹介します。
本日11月21日から創作が始まった「しずおか連詩の会」。5詩人の代表作、新作を紹介するシリーズの第5弾、最終回です。コメントはあくまで(橋)の感想です。
野村喜和夫(のむら・きわお)「芭(塔(芭(波」(左右社、2013年)
マレーシアを訪れた野村さん。本作はジョホール・バルからバトゥ・パハに至る旅の軌跡です。1932年に詩人の金子光晴がたどった道のりが下敷きになっていて、各所に金子の詩の一節が効果的に「引用」されています(ゴシック体になっている)。
11月21日から創作が始まる「しずおか連詩の会」。5詩人の代表作、新作を紹介するシリーズの第2弾です。コメントはあくまで(橋)の感想です。第1回はこちら。
三角みづ紀(みすみ・みづき)「隣人のいない部屋」(思潮社、2013年)
昨年3月から4月にかけてスロベニア、イタリア、ドイツを旅した三角さん。本作は、旅先で過ごした28日間に作った28編の詩と30枚の写真で構成されています。
11月21日から創作が始まる「しずおか連詩の会」。参加する5詩人の代表作、新作を紹介していきます。コメントはあくまで(橋)の感想です。
文月悠光(ふづき・ゆみ)「屋根よりも深々と」(思潮社、2013年)
2010年、史上最年少の18歳で中原中也賞を受賞した文月さん。受賞作の「適切な世界の適切ならざる私」に続く第2詩集です。札幌市に住んでいた17歳春から、上京後の21歳冬までに作られた31編を収めています。
11月3日に千秋楽を迎えた県舞台芸術センター(SPAC)の「サーカス物語」。終演後のアーティストトークの抄録第2弾です。(第1弾はこちら)
SPACの芸術総監督を務める宮城聰さん。
インドネシア人演出家であるユディ・タジュディンさんとのコラボレーションについて、次のように振り返りました。
「国際共同制作では、どこか(音楽の)『ジャムセッション』のようになります。お互いが持っているものをぶつけ合って、スパークそのものを楽しもうというイメージ。その点でいえば、(今回のプロジェクトは)瞬間的な火花ではなく、僕ら(SPAC)のレパートリーになりうる完成度まで持っていく作業でした。こうしたコラボレーションはあまりないかもしれません。長い付き合いのあるユディとの、全面的な信頼関係があったからこそできたのです」
11月3日、県舞台芸術センター(SPAC)の公演「サーカス物語」の千秋楽に行ってきました。
終演後、SPACの芸術総監督を務める宮城聰さん、今作の演出を務めたインドネシア人のユディ・タジュディンさん、振付家でダンサーの北村明子さんによるトークセッションが行われました。
興味深い発言が相次いだので、3回に分けてご紹介します。
まず、タジュディンさん。
日本、そしてSPACの印象をこう語りました。
「2000年に初めて日本人の俳優と仕事をしました。そのときから日本、そして日本語に魅力を感じています。インドネシア語に比べ、音楽的だと思います」
「いろいろな人から日本人は『堅い』と聞いていましたが、SPACの俳優は決してそういうところがありませんでした。7月のけいこ初日から、さまざまなアイディアを出してくれた。オープンで自己責任感がある人物が多いと思いました」
10月27日、静岡市美術館の「はじめての美術 絵本原画の世界2013」にいってきました。最終日のこの日は当日券売り場に長蛇の列。関係者の一人は「会期中の入場者数、4万人突破しそうです」と話していました。
個人的に印象に残ったのは、山脇(旧姓大村)百合子さん「そらいろのたね」、山本忠敬さん「しょうぼうじどうしゃじぷた」、土方久功「おによりつよいおれーまい」。印刷された絵本では読み取れなかった、繊細なタッチや微妙な色遣いがよく分かりました。特に山本さんがかつての「国鉄電車」を描いた作品「でんしゃがはしる」(1978年)の、色や線の力強さに心打たれました。
さて、一つ気になったことが。長新太さん絵、寺村輝夫さん作の「おしゃべりなたまごやき」です。
重要なセリフに
「わしがとりごやをあけたのを だれにもいうなよ だまっていろ」
というのがありますが、これが2012年に刷られた絵本では
「ぼくがとりごやをあけたのを だれにもいうなよ だまっていろ」
になっていました。
「わし」が「ぼく」になっています。いつの間に変わったのでしょう。どうも釈然としません。
そういえば、世界的アイドルキャラクター「ミッフィー」の絵本も、むかしは「うさこちゃん」として紹介されていました。
「古典」が時代に合わせて更新されることに、一抹の寂しさを感じてしまいました。(橋)
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