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必見! ストーケロ・ローゼンバーグ・トリオが静岡に

stochelo01.jpg 2月8日夕刊「とんがりエンタ」でご紹介した「ストーケロ・ローゼンバーグ・トリオ」。24日に静岡音楽館AOIで行われる来日公演は必見です。

 彼らがやっている音楽は「マヌーシュ・スイング」と言われ、2000年代以降、着実にファンを増やしています。

 写真:ストーケロ・ローゼンバーグ
 (C)Hinrich Wulff

 マヌーシュとは、フランス北部からベルギーにかけて居住する、いわゆる「ジプシー」のこと。近年、この単語は「差別的なニュアンスを含む」という認識のもと、「ロマ」に置き換えられます。「ロマ音楽」にもいろいろありますが、ギター中心のマヌーシュ・スイングは、軽快なリズムと情熱的でスピード感あふれるギターフレーズが特徴です。

 筆者がこの音楽の魅力を知ったのは2003年8月、焼津市民文化センターで行われたチャボロ・シュミットのライブでした。彼はフランス北部、ストラスブール出身。この日はルーマニアの大所帯バンド「タラフ・ドゥ・ハイドゥークス」との競演でした。1曲目で弦を切ったチャボロ。超絶技巧というしかない速弾きギタリストですが、ピッキングの強さにも驚かされました。

 チャボロの荒々しさと比較すると、ストーケロ・ローゼンバーグはかなりエレガントなギタリスト。AOIのコンサートでは、小気味良いフレーズを連発してくれることでしょう。心躍る、春の日のような音楽。胸の高鳴りが感じられる演奏を披露してくれるはずです。 

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