水あってこその酒 「富士山の恵み」に感謝
2月22日夕刊の「生活彩々」では、御殿場市の酒蔵「根上酒造店」を取材しました。
江戸期からみそやしょうゆなどの醸造を行い、明治初期から本格的に酒造りを始めたという同店。4代目の根上陽一さんが自ら杜氏(とうじ)を務めています。
仕込み水に使っているのは富士山からの湧水。
敷地の一角に、勢いよく噴き出しています。毎分2トン。水温は四季を通じて13度といいます。そのままでも水質基準を満たしていますが、実際に仕込み水として使う場合はろ過するそうです。
「水の量は前年の降雨量が関係しているようです。かつては夏になると少し減っていましたが、ここ数年は変わりません」
根上さんは富士山の恵みへの感謝を何度も口にします。「酒造りができるのはこの水があってこそ」。仕込みは6月まで続きます。
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