「美味しい一皿は 人を幸せにする瞬間がある。」
4月11日夕刊の旅食面「ふじのくに食材事典」は、沼津市のワインバー&レストラン「アイアイ」の立川淳さんに登場していただきました。沼津港で水揚げされるサバのおいしさや調理法について紹介しています。
アイアイは1972年創業。沼津市のフレンチの先駆けともいえる店です。当初はランチ専門の店でしたが80年前後から、徐々に自然志向の食材を中心にメニューを組み立てるようになったそうです。1986年のチェルノブイリ原発事故は、そうした方針を確固たるものとする契機になりました。
「店で使っている食材を総点検してみたら、意外なほどヨーロッパなどからの輸入食品が多い。県東部の産物ですべてを賄うことにしました」(立川さん)。タイム、ローズマリー、チャービル-。ハーブの種をまくことから始めたそうです。
店のメニューの表紙には「美味しい一皿は 人を幸せにする瞬間がある。」とうたわれています。今もなお県東部を歩き、新しい食材の発掘に余念がない立川さん。69歳の今も、人を幸せにする「料理の力」を信じています。
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