トップページ >01)ファッション >県内各地から魅力の「いっぴん」紹介

県内各地から魅力の「いっぴん」紹介

 木曜日夕刊「生活経済」面の左上に「あの町この街いっぴん」というコーナーがあります。県内各地の商店街の、そこにしかない「逸品」を紹介し、商店街に足を運んでもらおうと2006年4月にスタートしました(当初のタイトルは「街ブラいっぴん」)。静岡新聞の浜松市と沼津市にある2総局と25支局(豊橋支局を含む)が持ち回りで、これまでに約350点を紹介してきました。焼津の「魚河岸(うおがし)シャツ」の布地で作った犬用ウエア、下田に滞在した歴史上の人物、ハリスにちなんだ「牛乳あんパン」など、ローカル色豊かな商品ばかりです。

 4月18日は、いつもと少し趣向を変えて、商店街ではなく、JR静岡駅近く静岡パルコの地下1階にある静岡産品のセレクトショップ「ベル・エ・ボン」の「遠州綿紬(えんしゅうめんつむぎ)のシャツブラウス」を紹介しました。

 同店の森田みか専務の本業は家具デザイナー。専門学校で地場産業の担い手育成に携わった経験もあり、出店には「県産素材の良さや職人の技術を知ってもらい、地場産業の活性化につなげたい」という思いがあったそうです。「メード・イン・静岡の食材、雑貨」をコンセプトに、有機野菜からガラス器まで、生産者や職人さんとの交流から生まれた商品を並べています。「静岡県には250個もの日本一があるんですよ」と笑顔で説明する森田さん。県外へ出向くとき、ひと味違う土産物選びに、きっと役立つことでしょう。

ベル・エ・ボン http://belleetbonne.jp/

 

belleetbonne.jpg 

(写真) 自らデザインを手掛けた遠州綿紬のシャツブラウスを紹介する森田みかさん。袖丈などを着る人に合わせて調整するセミオーダー(女性用8925円から、紳士用1万1025円から)。カフェエプロン(3990円)も。

 【遠州綿紬とは】江戸時代から遠州地域で織り始められたとされ、明治期には生活着として庶民の暮らしに根付いていたそうです。バラエティーに富んだ柄数と発色の良さ、肌触りがよく、洗濯に強いことも特長です。

トップページ >01)ファッション >県内各地から魅力の「いっぴん」紹介

ご案内

静岡新聞文化生活部の記者ブログです。
取材時のエピソードなどをアップします。
音楽、アート、鉄道、くらしなどがテーマ。
紙面にプラスのこぼれ話が満載です。


★文化生活部ツイッター ⇒こちら
「くらしず」の更新情報もお伝えします。

★アットエスニュース ⇒こちら
静岡新聞の公式ニュースサイトです。