強烈な印象「アフリカンアートギャラリー」
5月9日夕刊「旅食」面では、5月31日まで開かれている「伊豆高原アートフェスティバル」のレポートをお届けしました。1993年の第1回から数えて、今年で21回目。近年はこのフェスティバルに参加することを目的に移住する人がいるほどです。
取材で訪れた5カ所のうち、特に強烈なインパクトだったのが「アフリカンアートギャラリー」。美術書などの編集者だった林雄三さん(故人)が収集した、アフリカ部族の生活用具や祭礼用具などを展示しています。
紙面で紹介しきれなかった展示品をいくつかご紹介しましょう。
まずこちら(↓)は・・・
高さ2メートルの「サイチョウ」という鳥をかたどった木像です。コートジボワールのセヌフォ族に伝えられたもので、「カラオ」と呼ばれます。「ポロ」という男性限定の秘密結社の象徴だそうです。
次にこちら(↓)・・・
ギャラリーの一角にある、さまざまなマスクを集めたコーナーです。
コートジボワールのダン族、ナイジェリアのベニン族、ガボンのファング族など部族ごとに独特の表情があります。中でもマリのバンバラ族の「マリオネット」は必見。20世紀の初頭の絵画潮流「エコール・ド・パリ」の代表的画家、モディリアーニに大きな影響を与えたことが一目瞭然です。
※フェスティバル公式サイトは⇒こちら(外部リンク)
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