頂 ITADAKI 2013(上)
6月1、2日に吉田町の県営吉田公園で野外音楽フェスティバル「頂 ITADAKI 2013」が開催されました。
2008年から数えて6回目となる「頂」。今年の特色は、海外アーティストの増加でした。「元祖ミクスチャーバンド」フィッシュボーン。ノラ・ジョーンズ「Don’t Know Why」の作者でもあるジェシ・ハリス。盲目のシンガー・ソングライター、ラウル・ミドン。ハワイ・カウアイ島から来たサーフ音楽のカリスマ、ドノヴァン・フランケンレイター。豪華な顔触れが次から次へとステージに登場する様子を見て、このフェスティバルの急成長を実感しました。
(写真)会場内に設置された大型ミラーボールも大活躍
個人的にはドノヴァン・フランケンレイターとフィッシュボーンが印象的でした。
初日の「キャンドルタイム」に出演したドノヴァンは、2日目のシークレットゲストとしても登場。キレの良いギタープレーと、心温まるハスキーボイスで名曲を連発しました。
ライブのラスト曲としておなじみの「It Don’t Matter」演奏前に、ドノヴァンが「みんな、ステージに上がって来いよ!」。大勢の観客がステージを〝占拠〟する中、客席も一体となって「It Don’t Matter」を繰り返し歌いました。これまでの頂にはなかった風景。高さ2メートルほどあるステージから落ちないように観客同士が気遣いあっていたのも、このフェスティバルの良心を感じました。
フィッシュボーンはかれこれ30年以上活動を続けているアメリカのバンド。「頂」には2日目に7人編成で出演しました。ボーカル&サックスのアンジェロ・ムーアは、少しお腹が出てはいましたが(失礼)、エネルギッシュなダンスと鋭い眼光、そしてピッカピカの白い歯は健在でした。
ハードロック、レゲエ、スカ、ファンクなどあらゆるジャンルの音楽を飲み込んだサウンドに合わせて、客席はモッシュ、モッシュ、モッシュ。トロンボーン奏者が何度も客席にダイブして盛り上げました。
ステージ上で何度も、「スーパードライ」を開けて乾杯するメンバー。汗と興奮とビールが飛び交った1時間でした。
明日は日本人アーティストをいくつか取り上げます。
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