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日本酒ファンに強くお勧めしたい1冊

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 6月7日、静岡市葵区の結婚式場「グランディエール ブケトーカイ」で「第21回志太平野美酒物語」が開催されました。

 

  (写真)大盛況の「第21回志太平野美酒物語」

 

 

 志太地区の日本酒蔵元6社による、毎年恒例の新酒試飲イベント。参加したのは藤枝市の青島酒造(喜久醉)、志太泉酒造(志太泉)、杉井酒造(杉錦)、初亀醸造(初亀)、焼津市の磯自慢酒造(磯自慢)、島田市の大村屋酒造場(若竹)。事務局によれば、450枚の前売りチケットは4月上旬に完売したそうです。東西から日本酒ファンが集まった大広間の様子は壮観でした。

 実行委員長を務めたのは青島酒造の専務兼当時の青島孝さん。今年2月、青島さんを描いたノンフィクション作品が発刊されました。長く日本酒蔵元の取材を重ねている山同敦子さんの「極上の酒を生む土と人 大地を醸す」(講談社プラスアルファ文庫)です。

 同じ著者による「愛と情熱の日本酒 魂をゆさぶる造り酒屋たち」(ちくま文庫)の続編(青島さんはこちらにも登場)としても読める作品で、日本農業新聞の連載に加筆した文庫本。青島さんは、「百年の孤独」で知られる宮崎県の焼酎蔵「黒木本店」や「松の司」醸造元の松瀬酒造株式会社などとともに、土地に息づく風土や文化を発信しようとする蔵元たちの1人として描かれています。

 志太の酒造りの一端を知るための最良のテキスト。日本酒ファンに強くお勧めしたい1冊です。

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