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劇中で演奏される打楽器

 最終週に突入した静岡県舞台芸術センター(SPAC)主催「ふじのくに⇄世界演劇祭2013」。22日に上演された同センター芸術総監督宮城聰さんの最新作「黄金の馬車」を見てきました。
 舞台と客席の境界線があいまいで、観客が参加を求められる場面も。役者のせりふにもところどころアドリブが散りばめられています。冒頭のシーンでは「富士山世界遺産登録」という、この日の最新トピックが取り入れられていて、感心しました。

 

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 個人的に注目していたのは、劇中で演奏される打楽器。全編にわたって、登場人物の心象風景をすくい上げたリズムが打ち鳴らされます。
 ジャンべ、スネアドラム、スティールパン…。舞台右からさまざまな楽器の音が聞こえてきます。演奏しているところも見られるようになっています。

 楽器群の中に、なんとアフリカの木琴「バラフォン」を見つけました。木板の下にひょうたんを付けて共鳴させる楽器です。私の知人にこの楽器の奏者がいて、ふくよかな音色に打ちのめされたことがあります。いつ使うんだろう。ちらちら見ていましたが、結局確認できませんでした。
 ストーリーに没頭していた時間もあったので、その時に使ったのかな? いずれにしろ、打楽器の醸し出すグルーブも、SPAC作品の魅力であることを改めて認識しました。

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