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四季のコンサート

 6月17日付「音楽の現場」で紹介した、今年30周年を迎える「静岡音楽友の会」(静岡市)の、今年度2回目の「四季のコンサート」に行ってきました。

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 (写真)〝フルートの貴公子〟荒川洋さん

 

 出演はフルート奏者の荒川洋さんとピアニストのうえだようさん。1部はフォーレ、ドゥメルスマンらのクラシック曲中心。現代フルートの開発者でもある、テオバルト・ベーム作曲の「シューベルトの主題による幻想曲」は、1つのフレーズが次々変化していく様子が楽しい変奏曲でした。

 2部は荒川さんのオリジナル曲中心の構成。白眉はレオ・レオニ作(谷川俊太郎訳)の絵本「スイミー」の朗読に合わせて、まるで「生サウンドトラック」のように奏でられた「音楽物語『スイミー』」でした。
 兄弟を失ったスイミーが、クラゲやイセエビ、イソギンチャクなどさまざまな生き物に出合い、仲間とともに大きな魚に立ち向かうストーリー。言葉と音楽が同時に進行していくスリリングな体験でした。 

 余談になりますが現在、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで「レオ・レオニ 絵本のしごと」展が行われています。荒川さんの演奏を聴いて、展覧会にも行きたくなりました。(橋)

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