京都で見つけた静岡ゆかりの風景(中)
京都市左京区。疏水沿いの道を京都大から北に5分ほど歩くと、住宅街の中にこんなお宅が。
ここは京都大の遺伝学者、駒井卓博士の旧居。昭和2(1927)年に完成した和洋折衷建築です。静岡市駿河区の旧マッケンジー邸と同じ、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計なのです。
2階の角部屋の東側には大きな窓があります。大文字山が見えるように、あえてこちらの方角に設けたといいます。静岡県民の富士山に寄せる思いと似たものがありますね。
アーチ状のステンドグラスや、つくり付けの収納家具、掘りごたつのある6畳間など、内部の見どころも多いのですが、現在夏季休館中とのことで敷地内には入れませんでした。残念。
公開は9月6日から。毎週金・土曜限定だそうです。(橋)
▼駒井家住宅 問い合わせは日本ナショナルトラスト 電話03(6380)8511
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