美尾洋乃さんインタビュー(上)
8月19日付「音楽の現場」面には、日本の名バンド「ムーンライダーズ」との活動で知られる美尾洋乃さんにご登場いただきました。
中学生時代までを静岡市で過ごした美尾さん。プロになる前の音楽活動についての話が面白かったので、2回に分けて紹介します。
-どうしてバイオリンをやろうと思ったんですか?
「5歳ごろ、テレビで小さい子どもがオーケストラをバックにバイオリンを弾いている場面を見たんです。演奏者の名前や演奏していた曲名は記憶していないんですが、とにかく大勢の大人の前で主役として弾ききっている姿に衝撃を受けて。自分もやりたいと思いました」
-多くのバンド活動で知られていますね。いつごろからバンドを始めましたか?
「東京の高校に入ってからです。中学ではまったくやっていません。週末にバイオリンのレッスンが入っていて、時間的に不可能だったんです」
-ポピュラー音楽との出合いはいつごろですか?
「幼児体験として、母がアメリカ留学時に買ってきたA&M(レーベル)のレコードを聴いていた記憶があります。バート・バカラック、ハーブ・アルパートらの曲が入ったオムニバスアルバムでした。私が小学生のころ、現『富士宮やきそば学会』会長の渡辺さんがわが家に下宿していて、ビートルズやカーペンターズを教わりました」
-それから「洋楽少女」になったわけですね。
「特に中学(静岡付属中)時代ですね。レッド・ツェッペリンやイエス、キング・クリムゾンも聴いていました。周りの友達もそうした音楽が好きな子が多かったのも幸運でした。教室でよくクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を歌っていました。
-情報源は何でしたか?
「ラジオですね。深夜放送でかかった新譜情報を次の日、友達同士で話すのが楽しみでした。DJの中では特に渋谷陽一さん(ロッキング・オン)が一番情報が早かった。渋谷さんは、すみやのオレンジホールでしょっちゅうトークショーもしていました」
次回は高校生になって以降のお話です。(橋)
▼紙面で取り上げた「音楽体操」についての問い合わせは「うさぎや音楽事務所」(on-gaku-u-sa-gi@nexyzbb.ne.jp)へ。
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