驚きの浮遊感 「わた死としてのキノコ」展
8月23日夕刊生活面「とんがりエンタ」で紹介した、静岡市美術館で行われている今村源さんの個展「わた死としてのキノコ」。私も行って来ました。
エントランスに入ると、直径2メートル以上はありそうな大きな傘を広げたキノコが天井からぶらさがっています。愛らしくも、まがまがしくも感じられる不思議な作品です。
今村さんは1980年代から、石や木といった質量が感じられる素材ではなく、紙や針金、ビニールなど軽い素材を使って立体作品を製作してきました。これだけ大きな作品でも、「浮遊感」が失われていないことに驚きました。
9月1日、今村さんが来静し、京都市立芸術大学の建畠晢学長と対談します。どんな「キノコ談義」が繰り広げられるのか。聞き逃せません。
展覧会は10月27日まで開催。入場無料です。(橋)
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