9月13日に浜松市秋野不矩美術館で開幕した特別展「秋野不矩-インドの風」に行ってきました。
秋野さんは54歳のときにビスバ-バラディ大学の客員教授としてインドに1年間滞在。これを契機に、インドの風景や人物を描くようになりました。
個人的に最も感銘を受けたのは、第2常設展示室に飾られた大作6点。「オリッサの寺院」「廃墟Ⅱ」「たむろするクーリー」などです。特筆すべきはこれらが76~90歳に描かれたものだということ。どれもこれも幅2メートルを超えるものばかり。「オリッサの寺院」に至っては、7メートル以上あります。
人間にとって「晩年」とはなんなのだろう。そんなことを考えさせられました。(橋)