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きゃりーぱみゅぱみゅのコンサート

 9月25日、静岡市清水区の清水文化会館マリナートで行われたきゃりーぱみゅぱみゅのコンサート「なんだこれくしょんツアー~きゃりーぱみゅぱみゅの宇宙シアター」に行ってきました。

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 チケットは全席完売。午後6時ごろにはマリナート前に、会場を待つ長蛇の列ができていました。筆者の目測ですが、男女比は3対7といったところ。小学生や幼稚園生など、子連れ客も非常に多く、目算の年齢層は5歳から60代までといったところでしょうか。

 コンサートは、きゃりーぱみゅぱみゅふんする異星人のプリンセスが手下とともに地球を侵略しに来たという設定のミュージカル仕立て。ステージ中央には宇宙船を模した回転式のオブジェが設置され、その左右に高さ約10㍍の大型ビジョンが置かれ、音と完ぺきにリンクした映像が流れていました。

 マリナートは、意外に低音のヌケが良く、打ち込みサウンドもストレスなく聴けました。この手のホールでは、バスドラムやベースの音がこもったり、回ったりしがちなのですが、音響担当者の腕なのか、ホールの構造が優れているのか、そうしたことが一切感じられませんでした。

  「つけまつける」「にんじゃりばんばん」などヒット曲満載の構成。音と衣装、ダンス、照明と映像のコラボレーションによる総合アートともいうべきパフォーマンスでした。衣装替えは全部で4回。中盤の幕あいでは、約5分にわたってバスドラの硬めのキック音を主軸にしたテクノサウンドが鳴り響き、マリナートが巨大なクラブと化しました。レーザーをふんだんに使った照明も高揚感をあおっていました。

  「アート」と大衆芸能の間を自由に行き来するきゃりーぱみゅぱみゅ。あえてどちらにも軸足を置かない、という彼女の強固な意志が伝わってくる2時間でした。(橋)

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