丁寧に、大切に 沼津・戸田の塩作り
10月4日夕刊「生活彩々」面では、NPO戸田塩の会(沼津市)の塩作りの現場にお邪魔しました。
海水を約15時間沸騰させ、底にたまった塩をすくい上げます。専用のすくい網で集めた塩は、水を切り熟成させます。菰田智恵理事長は「時間がかかるが、純粋な塩が出来上がる」と胸を張ります。
作業場の外には、まきが積まれています。
主にマツやスギ、ヒノキなど。ガスや石油などでは得られない遠赤外線効果も期待できるそうです。菰田さんは「味わいがふんわり仕上がる」と言います。
釜の底から塩をこそげ取る竹べらを見せていただきました。
お手製です。左が最近のもの、右は2000年前後から使っているもの。右のへらも、当初は左のへらほどの大きさだったそうですが、どんどん削れて半分ぐらいになってしまいました。
用具を大切に使う菰田さんらの仕事ぶりが感じられるエピソードでした。(橋)
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