四季のコンサート、冬
10月30日、静岡市民文化会館で行われた「四季のコンサート」(静岡音楽友の会主催)に行ってきました。
パリ在住のソプラノ歌手、浜田理恵さんが出演(ピアノは三ツ石潤司さん)。前半はスカルラッティやカッチーニなどのオペラ曲、後半はフォーレの5曲でスタートし、ピエール・ルイやポール・ヴェルレーヌの詩によるドビュッシー作品と続き、締めくくりはキャバレー曲のようなプーランク「モンテカルロの女」でした。
オペラ出演でも知られる浜田さん。後半開始前、自らの声質と性格の隔たりについて、ユーモアを交えて話をしてくれました。
どちらかといえば情緒的な浜田さんの声。オペラの中では、悲劇的な役柄が多いとのこと。「多くの場合、途中で死んでしまうんです」。これに反して、ご本人のキャラクターは「豪放磊落」。終演後に観客に会うと、ギャップに驚かれるそうです。
全身を楽器にして音を紡ぎ出す「歌手」という職業ならではのお話だと、感じ入りました。(橋)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/47709