ギター製作者伊藤さんの自家製タンポ
引き続き11月4日付「音楽の現場」に掲載したギター製作者の伊藤敏彦さんの話です。
もともとは木工が専門の伊藤さん。塗装は正直なところ、「気が変になりそう」だそうです。自家製タンポでシェラックニスを300回重ね塗りするそうで、それはそれは地道な作業です。
このタンポ、木綿の古着を切り取って作るのですが「新品は使えない」とのこと。使い古しの方が毛羽立ちが少なく、ギターのボディーにほこりがつきにくいようです。
後半100回は滑りをよくするために、少しだけオリーブ油や椿油を加えて磨き上げます。「手で塗らないといい音が出ませんから」。円を描くようにして、丁寧に塗り、仕上げていきます。(橋)
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