蓮華寺池の恩人、痛快な生きざま 田辺一邑さんが講談
藤枝市郷土博物館で、浜松市出身の女性講談師、田辺一邑(いちゆう)さんの公演「蓮華寺池を救った恩人 松岡萬(よろず)伝」が行われました。
松岡は幕末から明治期に活躍した幕臣・役人で、駿府藩では開墾や製塩を指揮しました。藤枝の蓮華寺池周辺の村人が訴えていた池の埋め立て中止を決断し、村同士のいさかいを収めた記録が残っています。
剣豪としても名高く「鬼萬(おにまん)」と恐れられた松岡。その痛快な生きざまを、田辺さんは調子を付けた語り口で紹介しました。
田辺さんは2009年に真打昇進。郷土の偉人を題材にした演目を多く手掛け、これまでに山葉寅楠や高柳健次郎、古橋広之進らの生涯を講談に仕立てています。(宮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/47736