トップページ >05)ミュージック >小泉八雲、〝ジャズ前夜〟の描写

小泉八雲、〝ジャズ前夜〟の描写

 12月2日付け「音楽の現場」では、県ゆかりの文学者を音楽で顕彰する事例をいくつか紹介しました。

20131202webコラム.JPG

 11月30日に小泉八雲記念館で行われたコンサートは大盛況。会場にはニューオーリンズでの業績を紹介するミニ展示コーナーも設けられました。

 

 小泉八雲がニューオーリンズで音楽の取材をしていたことは、筆者も知りませんでした。
記事中に出てくる「堤防の生活」には荷揚げ作業員らのたまり場の様子を、次のように記述しています。

 船上で、夜毎口ずさまれる歌は、奴隷だった頃の歌で、アフリカ民族特有の憂愁を含んだ、野性的な歌である。
 ソーセージ通りのダンス小屋やバックタウンのダンス場でヴァージニア・リールと呼ばれる古い音楽に合わせ、夜毎、踊られるのも昔の奴隷時代の踊りである。

 まさしくジャズが聞こえてきそうな文章ですね。(橋)

コメントを投稿

コメントを表示する前に承認が必要です。コメントが表示されるまで、少し時間がかかる場合がございます。


画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/47816

トップページ >05)ミュージック >小泉八雲、〝ジャズ前夜〟の描写

ご案内

静岡新聞文化生活部の記者ブログです。
取材時のエピソードなどをアップします。
音楽、アート、鉄道、くらしなどがテーマ。
紙面にプラスのこぼれ話が満載です。


★文化生活部ツイッター ⇒こちら
「くらしず」の更新情報もお伝えします。

★アットエスニュース ⇒こちら
静岡新聞の公式ニュースサイトです。