ディアパソン 理想のピアノ
12月16日付け「音楽の現場」では、「最後のピアノ職人」と言われた大橋幡岩氏が残したピアノブランド「ディアパソン」を取り上げました。
記事中に出てきた加藤学園高のグランドピアノがこちらです。来春取り壊される予定の旧校舎の5階音楽室に置かれていました。昭和42(1967)年度の卒業生から贈られたもので、「浜松楽器工業」のロゴが入った使用説明書も残されていました。
こちらが同校音楽専攻の個人練習室に置かれたアップライトピアノ。少し赤みがかった色合いがノスタルジックな味わいを醸し出しています。
戦後まもなく生まれた「ディアパソン」。製造番号は公式には2000番からですが、ディアパソンの上川社長によれば「3ケタの製造番号を修理するよう依頼されたこともある」とのこと。これこそ、恐らくは大橋氏が最初から最後まで手掛けた品でしょう。
小さくてもキラリと光るブランドのありようを知った取材でした。(橋)
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