山里に響く太鼓の音
1月19日に静岡市内2カ所で開幕した現代美術家の中村昌司さんの個展。18日に静岡市葵区足久保奥組の「木藝舎SATO」で開幕イベントが行われました。(橋)
ギリシャ神話の炎と鍛冶の神ヘパイストスがキーワードになった今回の個展。「SATO」とボタニカ・アートスペースにインスタレーションが展示されています。
「鍛冶は古代の先端技術。錬金術も含めた科学技術の根本とも言えるものです。今、私たちが生きている時代においては科学技術、文明の負の部分があらわになっている。自然の中に鍛冶の神の居住地を作ることで『再生』への端緒を考えたい、というのが作品のコンセプトです」(中村さん)
18日のイベントのハイライトは、地元の太鼓団体「足久保太鼓」の演奏。インスタレーションの前で「狐(きつね)」「大蛇(おろち)」などオリジナル4曲を披露し、集まった約100人から喝采を浴びていました。
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