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下村観山展、記者が薦める見どころ(下)

 駿府博物館の特別展「KANZAN 第3の男・下村観山」の見どころ紹介第3弾です。(橋)

 観山は1903~05年、日本画家として初めて国費でイギリスに留学しました。作品やスケッチには、異国の地でさまざまな刺激を受けながら画業に励んだ証しが刻まれています。

 「倫敦夜色」(1903年)にはテムズ川沿いにそびえる時計塔「ビッグベン」が描かれています。この下絵は完成させることがなかったそうです。

20141122WEB観山3-1.jpg

 「ロンドン夜景」(1903年)の橋は、現存しないもの。まさしく「霧のロンドン」といった雰囲気です。博物館で鑑賞する際は、橋の上をよく見てください。向こう側の車線を行く馬車まで詳細に描かれていることが分かります。

20141122WEB観山3-2.jpg 

 「ロンドン夜景」から6年後の1909年の作品「狐婚礼」。「霧のロンドン」を描いたタッチとどこか似ているように感じます。

20141122WEB観山3-3.jpg


 

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