「地の味 人の味」栄醤油醸造の今昔(下)
「地の味 人の味」第2回で取り上げた栄醤油醸造。寛政年間に建てられた店舗部分は2月上旬、取り壊されてしまうそうです。もともと1階だった建物に、後から2階を作ったとのこと。2階に上がると低い天井がアーチ状にカーブを描いていました。
今回は、5代目の深谷益弘社長からいただいた、昭和初期の同社工場の写真を何枚かご紹介しましょう。(橋)
工場内は今もほとんど変化がありません。杉おけもそのまま使っています。
配達用のスクーター。現在は車を使っているそうです。
取材中、深谷社長は何度も「蔵ぐせ」という言葉を口にしました。微生物と共生しながらの作業であることを、象徴するようなフレーズだと感じました。
技法や原材料とともに、微生物の良好な生育環境を守ることも「食を継ぐ」ことなのだと認識した取材でした。
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