名作のせりふをコラージュ SPACがハプニング劇
2月14日から16日まで、県舞台芸術センター(SPAC)の演劇「此処か彼方処か、はたまた何処か?」が静岡市駿河区の「アトリエみるめ」で上演されています。ここ、かなた、どこ、とすらすら読める人でも、劇の展開を飲み込むには苦戦するかもしれません。(宮)
登場するのは作業服を着た男女の集団。感情を激しくぶつけ合うも、交わすせりふには何の脈絡もありません。埴谷雄高やランボーの詩などをコラージュした戯曲は、それぞれの世界が交錯する「ハプニング劇」。県立美術館で開催中の「グループ『幻触』と石子順造」展の関連企画として、幻触が活動した1960年代初演のこの演目が再演されることになりました。石子が絶賛したという混沌の世界を静岡の俳優が掘り起こします。
15日は午後7時から。16日は3時から。当日券はアトリエみるめ<054(289)1161>へ問い合わせください。
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