「アリラン」で交歓
2月18日、静岡市駿河区の認知症予防施設「折り梅」を取材しました。所長の増田末知子さんは、脳活性化を目指したリハビリゲーム「スリーA」の発案者として知られています。
「韓国シニアケア研究会」のメンバー8人が研修に訪れたこの日、利用者とスタッフは「サプライズ」を用意していました。(橋)
利用者による和太鼓と竹製打楽器の演奏が終わった後、利用者の方々が歌い出したのは韓国民謡の「アリラン」でした。
「アーリラン、アーリラン、アーラーリーヨー」
韓国から来訪した方々の顔が一気にほころびました。
「韓国シニアケア研究会」のメンバー数人は、手をかざしながら踊り始めました。
「一緒に」。利用者のおじいさん、おばあさんの両手を取ってゆらゆらと体を揺らします。歌に乗せて笑顔がはじけます。皆さん、非常に良い表情でした。
歌い終わった瞬間、お互いをぎゅっと抱きしめるシーンがありました。国境、年齢を超えた交歓に胸打たれました。
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