「富士山環境交流プラザ」写真あれこれ
3月3日付から新連載「21世紀建築 未来の文化財」が始まりました。静岡県内のさまざまな建築物がテーマ。作り手、使い手双方の意図が組み合わされて成立した「かたち」の意図を、解き明かしていきます。(橋)
第1回は富士宮市の「富士山環境交流プラザ」。冬場の澄んだ空気の中でこそ撮れる、雄大な富士山を背景にした写真を置きたいという狙いでこの時期を選んだのですが・・・。
撮影は富士山周辺の気まぐれな天候に振り回されっぱなし。結局、カメラマンと富士宮市に通いました。「3度目の正直」とばかりに出掛けたのは、掲載日の5日前でした。曇り空で富士山の姿が見えなければ、予定の期日に記事が掲載できない・・・。前夜はそんな緊張感もありました。現地に到着し、すそ野から頂上までがくっきり見えたときのホッとした気持ちは忘れられません。
紙面に掲載できなかった写真をいくつかお見せしましょう。
1階には市民の作品展などを行う展示室。南北に大きい窓が設けられていて、自然光がたっぷり入ってきます。富士宮市の方に彫刻展の写真を見せてもらいましたが、陰影がくっきり浮き出て、通常のギャラリーとはまったく異なる効果を生んでいました。
屋根はこんなデザインです。まさに「三角定規」です。
北側にはこんなオブジェも。日輪のようです。
1度目の取材でお邪魔したときは、竹のアロマポット作りのワークショップが行われていました。老若男女15人が和気あいあいと製作に励んでいました。
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