「和食」とは・・・
2月26日夕刊でお伝えした「食育フェアin西部」でのてい談。静岡文化芸術大学長の熊倉功夫さんの言葉から、印象に残ったものを記しておきます。(橋)
「和食」とは、日本人が昔から親しんでいる「食文化」です。「文化」であることが大切なんです。
よく「ハンバーグは?」「たこ焼きは?」「お好み焼きは?」と細かく聞かれることがあります。私は、簡単に言えば「ご飯を食べること」だと思うんです。
ご飯をどうおいしく食べるか。そうなると、汁が大切になってくる。昔は強飯でしたから、「汁」と言っても今のみそ汁とは異なります。身(具)がもっとぎっしり入っていたんです。今のけんちん汁みたいなものです。お菜の一つとしての「汁」だったわけですね。
かつての家庭の食事はご飯と汁とお菜が基本。よく「一汁三菜」と言ってきましたが、ちょっと言い過ぎましたね。客が来るともう一つお膳がつく。二膳で「二汁五菜」。汁の数、お菜の数は料理のグレードをあらわしたんですね。
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