トップページ >06)エトセトラ >空襲で落とされた爆弾の違い

空襲で落とされた爆弾の違い

 3月14日夕刊「とんがりエンタ」取材のため、静岡市葵区の静岡平和資料センターを訪ねました。 (橋)

IMG_6387.JPG

 

 5月25日まで「空襲を伝えるドイツの都市」展を開催しています。
 
 この施設を初めて訪れましたが、常設展示にも目を奪われました。

 1945年6月20日の静岡大空襲、同年7月7日の清水大空襲がテーマ。被災地を示した地図、焼夷弾などの残骸、空襲後の市内の写真などが展示されています。

IMG_6389.JPG


 
 土居初江事務局長によれば、木造の人家が多い静岡と、工場が多い清水では使われた爆弾にも違いがあったそうです。
 静岡には午前0時41分に123機が襲来し、写真左に写っているM47焼夷弾336トンとM69焼夷弾453トンが投下されました。消失率は当時の静岡市総面積の66%に及んだそうです。

IMG_6388.JPG
 
 清水には、コンクリート壁を打ち破るための「エレクトロン焼夷弾」が落とされました。短時間に高温を生み出すのが特徴で、焼夷弾と照明弾を兼ねたような爆弾。1発1・7キロのM50テルミット・マグネシウム焼夷弾(左)を110本束ねて投下したそうです。
 
 土居さんは空襲の具体的なイメージを持つことの大切さを力説していました。
 

コメントを投稿

コメントを表示する前に承認が必要です。コメントが表示されるまで、少し時間がかかる場合がございます。


画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/48109

トップページ >06)エトセトラ >空襲で落とされた爆弾の違い

ご案内

静岡新聞文化生活部の記者ブログです。
取材時のエピソードなどをアップします。
音楽、アート、鉄道、くらしなどがテーマ。
紙面にプラスのこぼれ話が満載です。


★文化生活部ツイッター ⇒こちら
「くらしず」の更新情報もお伝えします。

★アットエスニュース ⇒こちら
静岡新聞の公式ニュースサイトです。