「絶望の裁判所」筆者と静岡の縁
最高裁の竹崎博允長官が任期途中の3月31日で退官することになりました。先日の記者会見では健康上の不安を理由に挙げています。(橋)
筆者は最近こんな本を読んでいます。
「絶望の裁判所」(講談社)。著者の瀬木比呂志さんは元裁判官で現在は明治大法科大学院の専任教授です。最高裁、東京地裁で活躍していました。
裁判所や裁判官、裁判制度の現状を痛烈に批判するこの本の中で、竹崎さんはご多分にもれず、かなり厳しく書かれています。
記述から分かったのですが、瀬木さんは浜松にも赴任経験があります。はっきり書かれてはいませんが、おそらく静岡地裁浜松支部にいたと思われます。
瀬木さんにとって「浜松時代」は裁判官生活の中でも非常に珍しい「楽しい時代」だったようです。 とことん攻撃的な筆致の中に、時折浜松での暮らしを懐かしく思い起こすような記述が出てくるのが面白い。静岡県民ならではの読み方です。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/48172