満寿一酒造、最後の大吟醸
4月4日に開催された「しずおか地酒研究会」(静岡市葵区)の例会では、県内酒蔵の醸した日本酒の試飲も行われました。その中に、貴重な1本がありました。2011年に亡くなった満寿一酒造(静岡市葵区)の蔵元杜氏、増井浩二さんが最後に仕込んだ大吟醸です。(橋)
「喜久醉」醸造元の青島酒造(藤枝市)の専務兼杜氏、青島孝さんが提供しました。増井さんは、静岡酵母開発者の河村伝兵衛さん門下での兄弟子だったそうです。
「志太杜氏」の商標を増井さんから継承した青島さん。万感の思いを込めて酒を振る舞っていました。
この日の会場の「Salon de SAANA」には、かつて満寿一酒造で使っていたという机がありました。がっしりした大きな机を10人以上で囲み、増井さんをしのびました。
しずおか地酒研究会では5月17日(土)午後2時から、浜名湖花博開催中のはままつフラワーパークで「地酒トーク IN フラワーパーク」を開催します。 「杜氏と樹木医 自然の育ちによりそう力」と題して、青島さんが同パーク理事長の塚本こなみさんとトークショーを行います。
映画「吟醸王国しずおか」のパイロット版上映、喜久醉の無料試飲(先着順)もあるそうです。
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