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ハル・ハートリー監督作品連続上映

 4月25日夕刊「とんがりエンタ」でご紹介したアメリカのインディペンデント系映画監督、ハル・ハートリーの連続上映が静岡シネ・ギャラリー(静岡市葵区)で27日に始まりました。2011年の「はなしかわって」も1日2回上映されています。(橋)

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 上映初日に行ってきました。
 学生時代に日比谷シャンテ(東京都千代田区)で見た記憶のある「シンプルメン」(1992年)と「はなしかわって」を立て続けに見ました。

 「シンプルメン」の名場面の一つは、ゴダールの「はなればなれ」をほうふつとさせるという声もあるダンスシーン。ニューヨークのオルタナバンド「ソニック・ユース」の名曲を劇場の音響で聴けるのは得難い体験でした。 

 初見では見落としていましたが、エンドロールによるとソニック・ユース以上にニュージャージー出身のバンド「ヨ・ラ・テンゴ」の楽曲が多く使われているようですね。乾いた残響音をうまく使ったすき間の多いバンドサウンドが耳に残りました。
 彼らは来週から来日公演が始まります。奇妙な符合を感じました。
 
 「はなしかわって」はニューヨークの街の風景がふんだんに出てくる1時間5分の作品。唐突な出会いと、脈絡に欠けるせりふがいかにもハートリーらしいと感じました。映像はかなりスタイリッシュ。美しい構図の画面が次々出てきて、目を奪われました。
 
 ハル・ハートリー監督作品連続上映は30日まで。映画ファンの方、ぜひお出掛けください。

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