12カ月のハンドメード(2)
今回登場してくださった米山雅美さんは、暮らしを彩るアイデアがとても豊富。取材中にも、「こんな風にアレンジしてもいいですよ」「こんなものもありました」と、次から次へとアイデアが飛び出してきました。紙面では数種類しかご紹介できなかったので、そのほかのアイテムも少しご紹介します。(長)
まずは、余り布を使ったランチョンマット。洋裁に使った端切れに端ミシンをかけ、ちいさな端切れを自由に縫い付けて仕上げます。絵が苦手な人は、ミシンでジグザグに縫ってみたりするだけでもかわいらしい雰囲気が出せるそうですよ。
また、米山さんは、よく、ふきんを作るそうです。(写真の中央付近)
特に米山さんが気に入っている素材は、妊婦さんが安産祈願のために戌の日に巻く「腹帯」(さらし)を再利用したもの。腹帯は長さが数メートルあり、多くは上質の綿が使われています。吸水力も抜群。でも、産後は押し入れの奥にしまったままになっていることが多いようです。
腹帯を適当な大きさに切って、上のランチョンマットのように、ミシンを使って模様を付けてみたり、カラフルな端切れをワッペンのように縫い付けたりすれば、簡単で、ちょっとおしゃれなふきんに早がわり。
大切な記念のものが新しい形で役に立つのって、うれしいですよね。
ちなみに、米山さんがお友達とピクニックをすると、こんな素敵なことになります。
「日常を少しでも楽しくする方法をいつも考えています」と米山さん。家族への愛情、古くなったものへの愛情、周囲の人たちへの愛情…いろんなものへの愛情が、きっと、米山さんのアイデアの源なのだろうと感じました。
米山さんの作品を扱ったサイトへのリンクはこちら。
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