トップページ >07)アート >「サウダーヂ」静岡市で公開

「サウダーヂ」静岡市で公開

 カンヌ市と姉妹都市協定を結ぶ静岡市では、先週17日から映画やフランス文化を楽しむイベント「シズオカ×カンヌウィーク2014」が開催されています。今週末24、25日も興味深い上映が続きます。(橋)

20140523web1.JPG

 

 「マルシェ」が並ぶ葵区七間町から少し離れますが、葵区御幸町の静岡シネ・ギャラリーでも会期に合わせた特別上映を行っています。

 筆者が引かれるのは「C2C-Challenge to Cannnes 2014」特別上映。「C2C-」は、日本のクリエーターをカンヌ映画祭に「派遣」し、世界の映画関係者との出会いを促そうという、今年初めて実施される試み。今回はここに参加した4監督の過去作を上映し、監督による現地報告会も行います。

 注目は富田克也監督の「サウダーヂ」(2011年)です。甲府市を舞台に、外国人労働者や地元の若者との交流と衝突を描いた作品。疲弊する地方都市の姿を、同市出身の監督と地元でキャストした役者がリアルに描いたとして評判を呼んでいたのを覚えています。静岡県では2012年4月に2週間だけ浜松シネマイーラで上映されましたが、静岡市では初公開。待望していました。

20140523web2.JPG

 出演者の中にはラッパー田我流の名前も。山梨県の旧一宮町(現・笛吹市)出身の彼は、6月7、8日に静岡県吉田町で開催される音楽フェス「頂」にも出演が決まっています。静岡との縁が続きます。

 「サウダーヂ」上映の24日は、午後4時半から監督らによるトークイベントもあります。ヒップホップ好き、映画好きの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

コメントを投稿

コメントを表示する前に承認が必要です。コメントが表示されるまで、少し時間がかかる場合がございます。


画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/48341

トップページ >07)アート >「サウダーヂ」静岡市で公開

ご案内

静岡新聞文化生活部の記者ブログです。
取材時のエピソードなどをアップします。
音楽、アート、鉄道、くらしなどがテーマ。
紙面にプラスのこぼれ話が満載です。


★文化生活部ツイッター ⇒こちら
「くらしず」の更新情報もお伝えします。

★アットエスニュース ⇒こちら
静岡新聞の公式ニュースサイトです。