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眼科の待合室で・・・

 6月2日付の連載「21世紀建築」島田市のおおるり眼科クリニックを取り上げました。紙面とは別の角度でこの建築をお見せします。(橋)

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 市道を挟んだ向かい側から撮影したのがこちら(↓)のカット。

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 設計者のナウハウス(浜松市南区)の鈴木幸治さんは、こう言っていました。
 「横から見ると閉ざされているけれど、正面から見ると開放的。オープンでウェルカムな雰囲気。門は額縁なんです。視線の方向を決めるもの」

 後方の医院は前面がガラス張りになっています。窓のフレームと、手前の門が相似形であることがわかりますね。

 「さびている」ことは、一見マイナスのイメージで捉えられそうです。しかし、鈴木さんは反論します。
 「最初は鮮やかな赤色だけど、年月が経つとどんどん深い色になっていきます。汚れても塗装を自分で直す、いわば自己治癒作用もある。もし鳥のふんが落ちても、しばらく置くとカバーしてくれます」


 白い色に包まれるような雰囲気の待合室は、紙面で紹介しました。片隅には電子ピアノが。

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 鈴木徹院長に尋ねたところ、かつてジャズの演奏会を開いたことがあるそうです。眼科待合室でコンサートとは・・・。聞いたことがありません。「最近はやっていませんね」と鈴木院長。すてきな企画、また挑戦してほしいものです。

 最後にスタイリッシュなトイレも。長居をしてしまいそうですね。

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