静岡新聞　文化生活部記者ブログ「くらしず」　紙面にプラス、こぼれ話いろいろ

　６月６日付「生活彩々」、月1回「庭ある記　静岡のオープンガーデンめぐり」は、富士宮市の浅倉信代さんの
バラの咲く庭をご紹介しました。（岡）

　住宅の横、つるバラのアーチが「秘密の花園」（浅倉さん）の入り口。一歩足を踏み入れると、オールドローズからイングリッシュローズまで色とりどりのバラが、出迎えます。木立性、鉢植えなど、それぞれのバラの特性を熟知した庭のしつらえ。周囲を緑の山々に囲まれていることもあり、Ｌ字型のバラ園の空間がとても立体的に演出されていました。

　この時期は、朝起きて台所に立つと、バラの香りに包まれるそうです。フルーティーな香り、紅茶の香り、顔を近づけるたび、さまざまな香りに魅了されます。

　ご主人と一緒に冬場の植え替え、土作りと地道な作業があっての花園。それでも「毎日の手入れは楽しい」とさりげなく話す浅倉さん。掲載後の週末は１００人の来園者で終日にぎわったそうです。残念ながら、丹精されたバラ園は終わりが近づき、「来年またお待ちしています」とのことでした。