劇団チャリカルキ、名前の由来とは
6月13日夕刊「とんがりエンタ」で紹介した、島田市出身のビーグル大塚さん率いる劇団チャリカルキ。6月26日に島田市、27日に静岡市清水区で新作「ハレルヤ行進曲」を上演します。(橋)
2006年から始めた「劇場じゃない場所」を使う全国ツアー「Mama-チャリカルキ」の一環。演じる場所は居酒屋、喫茶店、カフェなどさまざまです。その後の打ち上げもその店で開催。お客さんを交えることも多いそうです。今回は5月31日から7月15日まで、全国27会場を巡ります。
大塚さんは電話インタビューを公演先の福島市で受けてくれました。
▼どうしてこういうスタイルのツアーをやろうと思ったんですか?
「演劇愛好家を増やしたいと思ったんです。一般の人にとっては、劇場って敷居が高いでしょう。近くにない場合も多いし。それならこっちからお客さんの近くに行ってみようと。普通のお店なら、普段芝居に触れたことがない人にとっても来やすいですし」
▼どういう作品が多いのでしょうか?
「大人が見て楽しめる、ということが大前提。演劇を通じて日々の生活に疲れた大人の背中を押したいと思っています。笑って泣けるお話を目指しています」
▼普段の劇場公演、台本や演出はどう変わりますか?
「ある意味で自由度は高いんです。そのぶんだけ、各会場の事情に合わせて役者が微調整しなくてはならない。動ける範囲もまちまちだし、でたとこ勝負のようなところがありますね。今回の作品は特に各会場の店長が、台本に組み込まれているんです。もちろん演じた経験がある方はほとんどいない。本番前のリハーサルだけで、どう芝居にするかも今回のポイントです」
▼ところで劇団名にはどんな由来があるんですか?
「チャリ(自転車)か歩きで行ける『非日常』という意味が込められています。チャリか歩き→チャリカルキですね。日常と地続きの場所に『非日常』を作り出すのが、僕らの役目です」
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