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ソーラスの焼津公演雑感

 6月17日夕刊芸能面では、焼津市で5月30日に開かれたソーラスのライブリポートをお届けしました。(橋)

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 今回のツアーは、映像も含めたマルチメディアプロジェクト「シャムロック・シティ」の一環。メンバーは、リーダーのシェイマス・イーガンの祖先を足場に、モンタナ州ビュートの銅鉱山でのアイルランド移民の過去と現在を取材したそうです。

 歌詞や映像で歴史の一断面を浮かび上がらせるのと同時に、アイリッシュ音楽とアメリカ音楽の伝統音楽のほど良いミクスチャーも、プロジェクトの成果と言えるでしょう。

 ステージではフィドル奏者のウィニフレッド・ホーランの存在感に圧倒されました。肩幅より少し広いぐらいに足を広げて、情熱的にフィドルを「かきむしる」姿は、まるで仁王さまのよう。すみません。女性への形容としてはふさわしくないかもしれませんが、それぐらい聞き手を「むんず」とつかむような力を感じたのです。

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 細かい装飾音と朗々としたフレーズの対比も鮮やか。本当に素晴らしいプレーヤーだと感じました。

  コンサート終了後、主催者に勧められてサイン会にも参加してしまいました。5人のメンバーは、ずらりと並んだ客(100人近くいたでしょうか)一人一人と、にこやかに言葉を交わしていました。

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 英語の不得意な筆者は、「焼津に来てくれてありがとう。心に残る演奏だった」と伝えるのが精いっぱい。口惜しい気持ちを抱えて焼津市文化会館を後にしました。

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