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ブラジルを身近に感じるCDと本

 6月20日夕刊の「生活彩々」では、W杯開催中のブラジルに心を飛ばし、現地の文化や習慣を私たちの生活に取り込む工夫を紹介しました。音楽CDと書籍を2つずつ推薦してもらった新開貴文さん、福井千鶴さんには、もう一つ、「ボーナストラック」的なアイテムを用意していただきました。(橋)

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 タワーレコードららぽーと磐田店店長の新開さんは、歌姫ホベルタ・サーがショーロトリオ「トリオ・マデイラ・ブラジル」とコラボレーションした2010年の「Quando o Canto E Reza」をチョイス。「彼女のファーストが素晴らしかったので、新作が出たと思って聞きました。そうしたらショーロという伝統音楽をバックにした作品だった(笑)。この人は声がとても魅力的。ナラ・レオンやマリア・ヒタが好きな方に、特にお勧めです。いわゆるサンバ的なブラジル音楽ではなく、ちょっと落ち着いた音。私は車に乗って郊外に行くときによく聴きます」 
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 日本大国際関係学部教授の福井千鶴さんの推薦本は「サッカー狂の社会学」(1996年初版、J.リーヴァー著、亀山佳明/西山けい子訳)。
「学術書ですが、非常に面白い。ラテンアメリカについて書きたいと思ったときに、私自身はサッカーのことをぜんぜん知らないことに気が付いたんです。それで、この本を読んで好きになれればと考えたわけです。著者もイギリス在住の女性で、もともとサッカーには何の興味もない人。それなのに10年以上ブラジルのサッカーを追いかけた。最後は、ペレのインタビューにまでこぎ着けています。この本を読めば、サッカーがブラジル社会においてどういう役割を果たしているかが分かります」 
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