花火の特集紙面との格闘
毎年6月最終木曜日の夕刊には、県内開催の7、8月の花火大会の情報を載せることにしています。今年は体裁を変えたこともあり、紙面になるまでにずいぶん時間がかかりました。1年で最も気を使う作業と言っても良いでしょう。校了するまでの道筋を振り返ってみましょう。(橋)
この特集の特徴は、とにかく問い合わせの電話番号が多いこと。今年は84大会の情報を載せていますが、一つ一つの主催者に何回も何回も電話をかけて確認します。とてつもなく地味な作業なのです。
こちらは昨年の紙面の抜粋。例年、このページは地域ごとに分けて開催情報を掲載していましたが、どうも見にくいので今年は情報を一つの表にまとめる形にしようと考えました。
6月第1週。昨年の同じページに掲載されたデータや、県観光協会の資料などを基に、エクセルに基礎データを入力します。
このあたりは全て手作業。入力終了後、まずは1回目の電話確認です。大会の正式表記、日時、問い合わせ先の名称・・・。かなり間違っています。聞き取りの結果を赤字で記入し、データを修正します。
6月第2週。開催順にソートをかけたデータを社内の画像制作部署に渡し、表組みを出力してもらいます。この時点で同じ編集局の整理部の記者が関わっていて、適切な表の大きさを決め、紙面全体のイメージも固めてくれます。
出力した表の電話番号を再度確認します。この時点で、打ち上げ開始予定時刻など、開催状況が変わっているケースも。問い合わせ先の変更要請もあったりします。
6月第3週。修正した表を、もう一度赤字と突き合わせ、さらにもう一度電話番号を確認します。だいぶ修正箇所が少なくなってきました。
6月25日。ようやく校了です。最後はカラー紙面でチェックします。
正直なところ、紙面を作るのは非常にしんどいです。他の紙面の編集や、取材、記事執筆などをこなしながら、時間を見つけて確認、確認、確認・・・の毎日です。
でも、各地の実行委員会に何回も電話すると、大会の歴史や。地元の方々の熱い思いがビシビシと伝わってきます。貴重な機会をいただいていると思います。
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