12カ月のハンドメード(3)
今回は、富士市の加藤愛子さんが「かごバッグの内袋」としてあずま袋を紹介してくれました。作り方はご存じの方も多いかもしれませんが、かごバッグに使うという発想がなんとも今風です。水玉やチェック、北欧風のデザインの布などで作れば、いつものかごバッグがまったく違った表情を見せてくれそうです。ここでは、紙面ではわかりづらい仕上げの工程を、写真入りでお伝えします。(長)
あずま袋の作り方です。二箇所縫うだけで簡単なのですが、初めて作る方は、少しこつがいるかもしれません。加藤さんが完成後の広げ方の写真を用意してくれましたので、参考にしてみて下さい。
縫う工程が終わったら、写真のように端をつまんで持ち上げます(この部分が、しばる部分になります)
そのまま平らに置くと、このようになります。もう形が見えてきましたね。
最後は、このようにしばって使います
インターネットで「あずま袋」と検索すると、画像や動画で作り方を紹介しているページもたくさんあります。買い物中に荷物が多くなった時にはサブバッグとして、何かをふかなければならなくなった時のハンカチ代わりに…と、使い方も多彩。加藤さんは「タオル地などで作ってもいいかも」と話していました。
加藤さんは「自分のオリジナルって感じじゃないけど大丈夫かな…」と心配していましたが、昔からあるものを現代風にアレンジして伝えていくのも、立派な文化継承の形。昔にはない素材、デザインの布で、皆さんも「あずま袋」を進化させてみてくださいね。
加藤さんは普段、「kodomofuku A」という名前で洋服を中心に作っています。細かく複雑な作業がとても丁寧で、たくさんのファンがいます。加藤さんの作品は、ウェブサイトで紹介されていますので、ぜひご覧ください。
※当初、加藤さんのブログへのリンクができなくなっていましたが、28日午後に修正しました。ご迷惑をおかけいたしました。
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