アンティーク着物 モダンな銘仙
4日付夕刊「生活彩々」は、藤枝市寺島の古民家ギャラリー「こころ庵」で展示中の単衣の銘仙を紹介しました。大胆でモダンな柄行きに圧倒され、とても見応えがありました。(岡)
50点近く飾られているこの銘仙は、静岡市内の男性コレクターが10年がかりでこつこつ集められたものです。こころ庵の新井さゆりさんがおっしゃるには、「男性だから、着ることやサイズを気にされない。ただ色柄の素晴らしいものを集められた。その審美眼は素晴らしい」と。
紙面でご紹介仕切れなかったのが、この銘仙。ヨットようであり、科学実験の最中のような。この取り合わせをトリコロールカラーでまとめたところはセンスがよく、惹かれます。
この左の銘仙も不思議な配色。新井さんは「五味太郎さんの絵本に出てくるような色使いでしょ」と。下の写真の銘仙も西洋のテキスタイルを見ているようです。
最近は、古布のリメイクが盛んですが、この銘仙たちは着物のままで見ていたい、と思わせるアート作品ばかりでした。
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