静岡市清水区中河内、「幻のそば」試食会
7月7日、静岡市清水区中河内で、このエリアの「湯沢地区」の在来そばを使った試食会が行われました。〝仕掛け人〟は「手打ち蕎麦たがた」店主で静岡在来そばブランド化推進協議会幹事長の田形治さん。在来そばを地域振興の足がかりにしてほしいとアピールしました。(橋)
中河内は中河内川の上流、興津から車で約40分かかる山間地に位置します。田形さんが湯沢のそばに出合ったのは10年以上前。「たがた」を開業するより前でした。
個性あふれる香気に魅せられた田形さんは、地元の方々に働き掛けてこの「幻のそば」の栽培継続を促すと同時に、魅力的な味わいを世の中に広めることに注力してきました。
この日の試食会は、集落全体で計画的な栽培の可能性を探る第1回会合を兼ねていました。栽培面積を広げる算段も話し合いました。
「こんなそばは日本中探しても、どこにもない」と田形さん。「たがた」ではすでに提供が始まっており、全国のそば好きから注目を集めているそうです。「ここに来ないと食べられないそば。地域の宝物」と力説しました。
新しい「そばの里」となるか。今後も注視したいと思います。
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