知恵を尽くした社屋 「ROKI」研究棟
21日朝刊「21世紀建築」は、浜松市天竜区のメーカー「ROKI(ロキ)」。自動車エンジンのフィルターなどを作っています。その研究棟「Global Innovation Center(グローバルイノベーションセンター)」は、頭文字をとって「ROGIC(ロジック)」の愛称。訪ねてみると、さてそこは高級旅館の佇まい。(宮)
ロビーを過ぎると、建物の中は巨大なドーム。日本人の感性を大事にしたという建物は、全体が和モダンな趣。自然を取り込む空間が創造力を刺激し、技術者のひらめきを誘発します。清掃や植栽の手入れは社員の皆さんの仕事といいます。
光の差すほうへ案内されると、テラスから臨む池と森。心身をリフレッシュして、張り切って研究に打ち込めそうです。
隣接する本社棟は、自社製品のフィルターをイメージした外壁。
オフィスはデスクで六角形をつくるレイアウト。まるで蜂の巣のようです。内角120度の机は、図面を広げたりするのに最適です。
窓からは、飛龍大橋が架かる天竜川。
能力を最大限に発揮できる職場づくりは、社員も含めたプロジェクトメンバーで検討しました。働き方を変える提案が、あちこちから聞こえてくる建物です。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/48608