「バロック初期の器楽曲」テーマの演奏会
7月27日、静岡音楽館AOIでバロック初期の器楽曲をテーマにしたコンサート「イタリアの風」が開かれます。演奏者の一人、海野文葉さんは静岡市出身のリコーダー奏者。かつて連載「音楽の現場」にも登場しました。(橋)
17回目の同コンサート。今回は「バロックの胎動~17世紀イタリアの器楽曲」と題して、ジョバンニ・バッティスタ・フォンターナの「ソナタ第16番」や、ダリオ・カステッロの「ソナタ第4番」など、普通はまず演奏されない曲目がラインナップされています。
17世紀前半に活躍した彼らは、生没年について明らかではなく、しっかりした楽譜が残っていない場合も多いそうです。
演奏者は海野さんのほかに、古橋潤一さん(リコーダー、ファゴット)、丹沢広樹さん(バイオリン)、寺村朋子さん(チェンバロ)、能登伊津子さん(オルガン)。古橋さんは今回の演目の楽譜発掘や出版にも力を尽くしました。
当日はファゴットの原型「ドルツィアン」やポジティブオルガンも使用するとのこと。実に「AOI向き」のコンサートだと思います。
13時半開場、14時開演。チケットは前売り3000円、当日3500円、中学生以下前売り1000円、当日1500円。
問い合わせは海野さん<054(252)8453>へ。メールアドレスは<s.Fumiyo.u@gmail.com>。
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