静岡新聞　文化生活部記者ブログ「くらしず」　紙面にプラス、こぼれ話いろいろ

　浜松市中区のJR東海浜松工場で行われた「新幹線なるほど発見デー」は７月２６、２７日の両日、延べ４万人超の来場者でにぎわいました。筆者は２７日に訪れましたが、親子連れなど多くの鉄道ファンの熱気に圧倒されました。（橋） 

　感心したのは、熱中症対策でした。浜松市内は３５度を超える地点もあった週末の２日間。あちこちに配慮がうかがえました。
 工場内には噴霧式の外気冷却機が置かれ、シャトルバス待ちの長い列にはスタッフがこまめにミスト噴射して涼を提供。塩分補給用のあめも配っていました。

 　初の車内公開が話題になったドクターイエローの前は大混雑。特に正面からのアングルが人気でした。

　大勢の観客を集めた新幹線の車体上げ・載せ実演。普段は目にすることができない検査風景です。車体が浮いた瞬間、大きなどよめきが起こりました。

　保守用車両の展示・実演には、大人の関心が高かったように思いました。電線などの点検、補修を行う高所車（通称HW）も登場。

　車両を並行移動させる「トラバーサ」。マニアックなファンが熱い視線を注いでいました。

　来場の子どもたちを観察したところ、だいたい２人に１人が鉄道の柄が入ったTシャツを着用していました。４人に１人は、靴も『鉄道系』。約２時間の滞在でしたが、「鉄道は年代を超えたコンテンツ」という、当たり前といえば当たり前の事実を再認識しました。