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旧沢村邸の2階には・・・

 8月18日付の連載「21世紀建築」は下田市の旧沢村邸を取り上げました。大正4年建築の旧家を改修し、観光交流拠点として新たな出発を遂げた事例です。紙面では紹介できなかった建築内部の様子をお届けしましょう。(橋)

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 玄関を入るといきなり階段が。左は日本間、右は洋間です。増築の跡がうかがえます。

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 階段を背にして休憩室につながる廊下。かつての持ち主である沢村紀一郎さんによれば、この写真の右手の方向にはらせん階段があったそうです。

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 普段は非公開の2階。6畳間は現在、芸妓さんの歌舞練場として活用しています。それぞれの三味線が置かれていました。

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 隣には「ドレッシングルーム」も。衣装を入れた押入れの戸は、空気を通すために開けてあります。

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 2階からの景色。ペリーロードが見通せます。庭の木には夏ミカンが鈴なりです。

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 外壁をよく見ると、上端が斜めに切られています。以前はまっすぐ奥まで連なっていた壁を、改修時に積み替え、左のトイレの目隠しに使いました。

 撮影は8月上旬。夏の光を浴びたなまこ壁は、新しい生命を吹き込まれたような輝きに満ちていました。

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