18年目の男性向け料理教室
木曜夕刊「旅食」面連載の「味わう文化財~しずおかの在来作物」。第4テーマの磐田市「見付カボチャ」編が21日夕刊で完結しました。採れたてのカボチャを使って料理を提案してくれたのは、管理栄養士の倉橋千恵子さん。市内の公民館で主宰する男性向け料理教室の歴史の長さに驚きました。(橋)
磐田市見付公民館の調理室には男性12人。教室は毎年度、7~9月、10~翌年1月の全6回で構成されています。
倉橋さんがここで教室を始めたのは1997年。男性を対象にした料理講座は、当時ほとんどなかったそうです。磐田市が企画し、市の食育推進委員だった倉橋さんに白羽の矢が立ちました。
当初は受講者が集まらず苦労しましたが、近年は定員を超える応募があるそうです。社会全体を見ても、男性が家庭料理を作ることが一般的になってきています。「最初はニンニクの皮のむき方すら分からない人も大勢いた。最近はある程度基礎知識がある方がほとんどです」
この日のメニューは「見付カボチャ」のサラダ、レーズンパンとポークカレー。調理台を3~4人で共有しながら、野菜を切ったり、炒め物をしたり。ワイワイがやがや、楽しい雰囲気です。「先生、ちょっと見てくれる?」。倉橋さんは受講生の声に応えて、機敏に動き回ります。朝9時から正午まで。講義と調理、試食で約3時間の講座です。
本年度の講座、実は欠員が出たそうです。お1人、体調不良で来られなくなったとか。9月からの「中途入学」を希望する方を募っています。問い合わせは見付公民館〈電0538(32)0322〉へ。
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