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「フジヤマのトビウオ」の視線の先には

 1日付の月曜隔週連載「21世紀建築」では古橋廣之進記念浜松市総合水泳場「ToBiO(トビオ)」を訪ねました。館内にある「日本水泳の歴史資料室」が目を引きました。展示スペースの約半分が古橋廣之進さん(2009年死去)にまつわる記念品で占められています。(橋)

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 トビオの竣工式が行われた2009年2月7日から約半年後の8月2日、ローマで急死した古橋さん。今回取材した方々は「まるでトビオ開館を見届けるようにして亡くなった」と口をそろえます。

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 同資料室には、メダルや賞状などのほか、パネルや年表も置かれ「フジヤマのトビウオ」の足跡をあらためてたどることができます。日大時代の古橋さんをプールサイドでとらえた1枚が印象的。周囲の学生とは体つきがまったく異なることがよく分かります。
 
 年表を見ると、1948~49年あたりは「泳げば世界新記録」の様相。刻まれた「世界新」の多さに驚嘆しました。 トビオ職員によれば、各種大会のメダルなど遺族から託された品々は「展示しきれないほど」あるそうです。

20140901web鳶尾3.jpg 資料室中央に置かれた胸像は、トビオに出入りするスイマーたちに温かいまなざしを注いでいるように見えました。

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